MSPComplete 機能の概要

MSPComplete を使用して、顧客の移行プロジェクトを実行し、各顧客のサービス ニーズを継続的に管理することができます。また、タスクを整理および追跡して独自のビジネスを合理化し、業務効率の向上にも役立ちます。

この記事に含まれるセクション

 

MSPComplete を使用する利点

  • すぐに使用可能なさまざまなサービスを用いて、顧客データを移行および管理する。
  • 反復タスクを自動化することで、サービスをより迅速に提供する。
  • すべてのタスクの実行方法を詳細に記した手順に沿って、プロセスを標準化する。
  • 自社のノウハウを 1 つのセキュアなリポジトリで追跡する。
  • 明確に定義されたガイダンスと手順に沿って、必要な情報を新しい IT 従業員にすばやく与える。
  • 各自の専門知識と既存のワークロードに基づいて、タスクを IT 担当者に割り当てる。
  • スケジュールとタスクが明確に定義された共同環境を創る。
  • サービスの開始、提供、またはブロックされる場合に、更新情報を即座に受け取る。
  • 状況が変わってもサービス提供をスムーズに行えるように、タスクをすばやく再度割り当てる。
  • サービス タスクの完了に必要な時間を秒単位まで追跡する。
  • 詳細なレポートを生成して、コスト分析と効率評価を行う。

 

サービス提供

MSPComplete の中心にあるのが、顧客に提供するサービスです。MSPComplete では、顧客のクラウドへの移行、クラウド ベースのサービス間のデータ移動、日々の業務の管理用にパッケージ化されたサービスを豊富に取り揃えています。

詳細情報: Introduction to services and tasks (サービスとタスクについて)」の記事を参照してください。

 

パッケージ化されたサービス

MSPComplete では、サービスがきちんと解説されたタスクに分かれているため、スキルに基づいて IT スタッフに割り当てることができます。MSPComplete では各サービスを最初から最後まで追跡し、スタッフにタスク割り当てについて知らせ、サービス上の問題が発生した場合は顧客に影響が及ぶ前に通知を送ります。

 

オートメーション

MSPComplete では API を使用してクラウド サービス プロバイダーと統合し、PowerShell for Microsoft サービスを利用して複雑または反復する手順を多くのサービスで自動化します。これにより、スタッフの効率が上がり、時間とコストが削減されます。

 

デバイス管理

デバイス管理では、顧客のデスクトップとノートパソコンの資産が詳細に表示されるため、稼働時間、ディスクの空き容量、オペレーティング システムのバージョン、メモリ使用状況などに対して資産を監視できます。デバイス管理エージェントを顧客のネットワーク全体にデプロイすることで、物理デバイスを簡単に管理できるため、問題が生じる前に顧客のハードウェアのアップグレードをサポートできます。

 

顧客管理

MSPComplete では、顧客の数が少数または大量に関係なく、顧客の IT サービスを管理します。顧客管理機能を使用することで、新規ユーザーをすばやくオンボードできます。システム内で、サービス提供情報をすべての顧客にわたって表示することも、1 つの顧客の詳細を掘り下げて表示することもできます。

詳細情報: 顧客の管理について」の記事を参照してください。

 

サブスクリプション

MSPComplete サービスは、通常、サブスクリプション経由でライセンスを受けています。エージェントのサブスクリプションを購入します。IT スタッフが 30 人いる場合は、30 のサブスクリプションを購入します。エージェントが MSPComplete に招待されるとサブスクリプションが消費され、サービスとタスクを実行できるようになります。少数のプレミアム製品とサービスについては、加入済みユーザーごとに 1 回限りの料金を支払うか、小額の追加料金を支払うことでライセンスを受けることができます。

 

エンドポイント

エンドポイントとは資格情報セットのことで、これによって、MSPComplete はサーバーまたはサービスへの接続を確立することができます。たとえば、Microsoft Exchange Server からユーザー情報を検出してインポートするようにエンドポイントを設定できます。MSPComplete は、G Suite や Office 365 など多数の接続エンドポイントをサポートしています。

 

ワークグループ

ワークグループによって、顧客間の財務またはセキュリティ上の境界を設定します。地理的に異なる複数の地域内の会社にサービスを提供するような場合、地域ごとに異なるワークグループを設定できます。1 つの地域内でのみ業務を行うスタッフがいる場合、そのスタッフがアクセスできる顧客は、自分の地域のワークグループ内の顧客に限定されます。

 

共同ワークスペース

MSPComplete は、IT スタッフ全員がサービス提供の設定と追跡に使用できるマルチ ユーザー環境です。ワークフローの合理化、組織内の知識の一元管理、およびスタッフ間のより効率的なコミュニケーションを実現します。

詳細情報: Introduction to managing your account (アカウントの管理について)」の記事を参照してください。

 

アカウント

MSPComplete を設定する場合は、組織内の IT スタッフをエージェントとして MSPComplete に加入するように招待します。ワークグループを設定し、アカウント権限を定義することで、各エージェントが表示および編集できる顧客情報を正確に特定できます。

 

チーム

エージェントをチームにグループ分けし、サービス タスクを個々のエージェントでなくチームに割り当てることができます。チーム内のエージェントは、実行するタスクを選択できます。さらに、現在のワークロードに基づいて、タスクをチーム エージェントに自動的に割り当てることもできます。

注意: チーム機能をご利用いただけるのは、Get Optimized および Get Organized サブスクリプション プランを購入されているユーザーのみです。

 

マイ タスク

各エージェントは MSPComplete インターフェイスを使用して、各自に割り当てられたサービス提供タスクを検出できます。[マイ タスク (My Tasks)] ページには、各エージェントに割り当てられたタスクの検出や各エージェントのチームに割り当てられたタスクの要求情報が一箇所に集まっています。

 

情報管理

事業を円滑に運営するには、提供するサービスについての情報が必要です。MSPComplete では、すべてのサービスを追跡し、組織の効率を評価するのに役立つ情報管理ツールセットを豊富に取り揃えています。

詳細情報: Feeds (フィード)」、「Dashboard (ダッシュボード)」および「Reports (レポート)​」の記事を参照してください。

 

ダッシュボード

個人用ダッシュボードには、サービス提供と顧客ステータスに関する詳細なスナップショットが表示されているため、エージェントはシステム パフォーマンスにすばやくアクセスし、管理対象の顧客に関する通知を表示できます。

個人フィードと顧客フィード

個人フィードによって、タスク、スケジュール、およびサービス提供中に発生する問題をエージェントに常に通知することができます。各顧客のサービス、デバイス、およびユーザー イベントについての通知の収集作業は、別のフィードが行います。

 

レポート

レポート機能を利用して、サービス提供の効率を評価できます。レポートを生成することで、サービス提供に要した期間、コスト、ボトルネックに遭遇したプロセス箇所などについて理解することができます。

 

この記事は役に立ちましたか?
3人中2人がこの記事が役に立ったと言っています