MSPComplete で提供される情報フィードを使用して、顧客のサービス アクティビティと変更に関して定期的に更新される通知を自動的に受信します。プラットフォームで使用できるフィードには、個人フィードと顧客コンテキスト フィード (この記事では顧客フィードと呼ばれる) の 2 つがあります。共に似た種類のコンテンツを配信しますが、範囲レベルが異なります。
- 個人フィード: これらの通知は、対象のワークグループ内の顧客ベース全体に対して個人的に管理しているすべてのサービスとプロジェクトに関係しています。個人フィードを確認することで、プロジェクトとタスク アクティビティ、スケジュール、およびサービス配信中に発生する問題を常に把握することができます。
- 顧客フィード: これらの通知は、対象のワークグループ内の顧客に対して管理しているすべてのサービス、プロジェクト、コンピューター、ユーザー、グループ、エンドポント、ゲートウェイ、およびリソースに関係しています。個人フィード同様に、顧客フィードは動的に生成および更新されます。
重要:
- 顧客フィードに表示される情報は、個人フィードにも含まれていますが、対象のワークグループ内のすべての顧客への通知をまとめた「ロール アップ」形式になっています。
- 複数のワークグループのメンバーである場合、個人フィードにはこれらすべてのワークグループに関する通知が含まれています。
フィード通知には以下の 4 つのカテゴリが設定されており、個人フィードと顧客フィードの両方に適用されます。
- アラート
- イベント
- 提案
- リマインダー
各通知の種類の目的はそれぞれ異なります。これに関しては、この記事の次のセクションで説明します。
ヒント: フィード通知にはそれぞれ、通常 (Normal)、低 (Low )、高 (High)、重要 (Critical) の 4 つのいずれかが設定されています。
さまざまな基準 (カテゴリや優先順位など) に基づいて通知をフィルターし、非表示オプション、電子メール通知設定、およびフラグを使用すると、フィードをカスタマイズできます。さらに、RSS フィードを使用すると、電子メールや他のオンライン アプリケーションにアクセスできるインターネット接続デバイス上で、いつどこででもフィード通知が届くため、顧客とサービス アクティビティの最新情報を把握することができます。
この記事に含まれるセクション:
[個人フィード (Personal Feed)] ページを開くには、左側のナビゲーション ウィンドウで該当するワークグループを選択して、[個人フィード (Personal Feed)] をクリックします。
重要: 左のナビゲーション バーの [個人フィード (Personal Feed)] の横に、中の数字が白の赤い点があります。これは個人フィード カウンターで、前回開いてから個人フィードに表示された新しい通知の数が示しています。このフィードを次回開くか更新すると、このカウンターは消えます。表示中は、1 分おきにカウンターが自動更新されます。
顧客フィードでは、カウンターはオレンジ色の点で中に数字が入っています。これは、ページの最上部の [フィード (Feed)] タブの横に表示されます。このカウンターは 5 分おきに自動更新されます。
顧客コンテキストで [フィード (Feed)] ページを開くには、以下の手順を実行します。
- 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
- 表示するフィードを持つ顧客をクリックします。
- [フィード (Feed)] タブをクリックします。
フィード通知の種類
上述のように、個人フィードと顧客フィードに表示される 4 つの通知カテゴリに含まれる情報の種類はそれぞれ異なります。以下の表には、各通知タイプの情報の特徴およびユーザー インターフェイス (UI) 内でそれに関連するアイコンについて説明しています。
通知タイプ |
ユーザー インターフェイスのアイコン |
説明 |
アラートとリマインダー |
エージェントによるアクションを必要とするイベントに関する通知。予定されているタスクや、ある理由から失敗したタスクなどが該当します。アラートは過去 24 時間以内に MSPComplete に接続されていないコンピューターの接続状況を確認するためのプロンプトとしても使用される場合があります。リマインダーは特定のエージェントや所属チームに割り当てられたタスクまたはサービスの予定日が迫っていることを通知します。 |
|
イベント |
アクションを必要としない MSPComplete 関連イベントについてのメッセージ。タスクが完了したり、ユーザーが顧客から削除された場合などに通知を受けます。 |
|
提案 |
顧客に対して状況に応じて行われるアップセルおよびクロスセルの機会に関する提案。電子メールを G Suite から Office 365 に移行する顧客には、MSPComplete は評価サービスまたは移行サービスをお勧めする場合があります。 |
フィード通知のフィルター
現在の注目点に応じて、さまざまな方法で通知にフィルターをかけることで、自分のニーズに最も合うように個人フィードと顧客フィードの内容を整理および表示できます。個人フィードと顧客フィードの両方で同じ並べ替え基準とオプションを使用できます。
この両方のフィードの種類で表示される [フィルター (Filter)] ドロップダウン フォームを以下に示しています。
フィード アイテムをフィルターするには、次の手順を実行してください。
- 左のナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択します。
- [個人フィード (Personal Feed)] または表示するフィードを持つ顧客の名前 ([最近の顧客 (Recent Customers)] の下) をクリックします。
- 左上の [フィルター (Filter)] ボタンをクリックします。
- [フィルター (Filter)] フォームで、使用するフィルター オプションを設定します。
フィルター基準
フィルター オプション
カテゴリー
アラート
イベント
提案
リマインダー優先順位
通常
低
高
重要日付
過去 4 時間
過去 24 時間
先週
先月
過去 90 日フラグ/無視
フラグされたアイテムのみ
無視したアイテムを表示 - [フィルター (Filter)] をクリックします。
または、
この設定構成を既定の並べ替え設定として今後使用するために保存する場合は、フィルターして既定として保存します。
ヒント:
- 並べ替えオプションを元の既定の状態 (何も選択されていない) にすべてリセットし、並べ替えの選択をやり直すには、[すべてクリア (Clear All)] をクリックします。[カテゴリー (Category )] フィールドで [クリア (Clear)] をクリックすると、カテゴリーの選択がすべて元に戻ります。
- メイン ウィンドウで個人フィードまたは顧客フィードを表示している場合、前回の並べ替え操作で選択したフィード カテゴリー (アラート、イベント、提案、リマインダー) が、[フィルター (Filter)] ボタンのすぐ下に表示され、各カテゴリー名の横には X マークが付いています。表示内容からこれらのフィード アイテムのカテゴリーを削除するには、その横にある [X] をクリックします。
RSS フィード
Rich Site Summary (RSS) は、定期的に変わる Web ベースのコンテンツをリモート アプリケーション (Outlook など) に配信するための標準 XML ファイル形式です。[個人フィード (Personal Feed)] ページでは、RSS 機能を使用すると、MSPComplete 自体を監視し続けずに、インターネット接続デバイスから顧客のプロジェクトとサービス アクティビティを常に把握でき、利便性と柔軟性が高まります。
重要: RSS 機能は、個人フィードでのみ使用できます。顧客フィードでは使用できません。
MSPComplete で個人フィードの RSS バージョンを表示するには、以下の手順を実行します。
- 左のナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[個人フィード (Personal Feed)] をクリックします。
- 左上の [RSS フィード (RSS Feed)] をクリックします。
カスタム設定
MSPComplete でフィードをカスタマイズすると、表示される通知を制御できるため、MSPComplete セッション中に必要な情報だけが表示されます。
通知設定
個人フィードの電子メール通知は構成できますが、顧客フィードでは構成できません。フィード更新頻度を「即時」または「毎日」 (「1 日ダイジェスト」) のいずれかに設定することもできます。1 日ダイジェストでは、電子メール設定を構成してからちょうど 24 時間後に電子メール通知が送信されます。アラート、提案、およびリマインダーとは異なり、イベントは 1 日ダイジェストして必ず送信されます。
重要: 個人フィードの電子メール通知機能は、既定で無効になっています。電子メール通知を受信するには、以下の指示に従って、これらの設定を構成する必要があります。
電子メール通知を構成するには、以下の手順を実行してください。
- 左のナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[個人フィード (Personal Feed)] をクリックします。
- 右上のナビゲーション ウィンドウで、「歯車」のアイコンをクリックして、[通知設定 (Notification Settings)] をクリックします。
- アラート、イベント、提案、およびリマインダーでは、必要なオプションを設定します。
- 通知タイプごとに有効なメール アドレスを [メール アドレス (Email Address)] フィールドに入力します。
- 通知タイプごとに 1 つ以上のフィードの優先順位を選択します ([通常 (Normal)]、[低 (Low)]、[高 (High)]、[重要 (Critical)])。
- 通知タイプごとに [通知頻度 (Notification Frequency)] ドロップダウン メニューで、[即時 (Instant)] または [毎日 (Daily)] をクリックします。
ヒント: 上述のとおり、イベントは 1 日ダイジェストして必ず送信されます。
- [変更の保存 (Save Changes)] をクリックします。
非表示設定
リストを管理しやすいようにフィード通知のビューを簡素化するには、個人フィードおよび顧客フィードで非表示設定を使用します。これらの設定規則によって、いずれかのフィード ページを開くときに表示しないフィード アイテムの種類が指定されます。これらの設定を削除し、非表示のフィード アイテムを再表示することはいつでもできます。
メイン ウィンドウでフィード通知を非表示にする場合は、同じ優先順位レベル (「重要」など) と同じフィードの説明 (「サービスの予定」など) を含んだフィード アイテムを、非表示したフィード アイテムとして表示しないよう MSPComplete に指示していることになります。非表示設定は、設定が削除されるまで、1 つの MSPComplete セッションから次のセッションまでの有効です。
重要: メイン ウィンドウで非表示にできるのは、フィード アイテムのグループのみです。1 つのフィード アイテムは非表示にできません。
フィード通知の非表示設定を構成するには、次の手順を実行してください。
- 左のナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択します。
- [個人フィード (Personal Feed)] または表示するフィードを持つ顧客の名前 ([最近の顧客 (Recent Customers)] の下) をクリックします。
- 非表示にするフィード通知の横にある省略記号 (…) をクリックしてから、[非表示 (Suppress)] をクリックします (ドロップダウン メニューにある場合)。
現在のフィード コンテキスト (個人または顧客) にある他のすべてのフィード アイテムで、優先順位レベルとフィードの説明が同じであるものが非表示されるようになります。
非表示設定を削除するには、次の手順に従ってください。
- 個人フィードまたは顧客フィードで、右上の歯車アイコンをクリックします。
- ドロップダウンリスト メニューから、[非表示設定 (Suppression Settings)] をクリックします。
- 削除する各非表示設定の右にあるごみ箱アイコンをクリックします。
- [OK] をクリックします。
ヒント:
- 個人フィードの [非表示設定 (Suppression Settings)] ページでは、顧客フィードで設定された [重要 (Criteria)] の下に表示された各設定は、顧客名から始まります。
- 顧客フィードで構成する非表示設定の影響を受けるのはその顧客のみで、同じワークグループの他の顧客のフィードには引き継がれません。
通知の表示、無視、および移動
各フィード アイテムまたは個人フィードや顧客フィード内のグループ フィード アイテムの右にある省略記号 (…) ボタンをクリックすると、以下の 4 つのオプションうち 2 つ以上を含んだドロップダウン メニューが表示されます。
- 詳細の表示
- 無視
- 移動
- フラグ
省略記号ボタンは、メイン ウィンドウと [詳細 (Details)] ウィンドウの両方に表示されます。
通知詳細の表示
[詳細の表示 (View Details)] オプションは、すべてのフィード通知の省略記号ドロップ ダウン メニューに表示されます。[詳細の表示 (View Details)] をクリックすると、[詳細 (Details)] ウィンドウが開き、フィード アイテムの詳細とオプションが表示されます。
通知の無視
[無視 (Dismiss)] オプションは、すべてのフィード通知の省略記号ドロップ ダウン メニューに表示されます。[無視 (Dismiss)] をクリックすると、表示されたアイテムのリストからフィード アイテムが削除されます。フィード アイテムは表示されなくなるだけで、削除されません。
無視したフィード通知をすべて簡単に再表示するには、次の手順を実行してください。
- 個人フィードまたは顧客フィードで、左上の [フィルター (Filter)] をクリックします。
- [無視済み (Dismissed)] フィールド内をクリックしてから、[無視済みの表示 (Show Dismissed)] をクリックします。
- フォームの下にある [フィルター (Filter)] をクリックします。
通知の移動
[移動 (Navigate)] オプションは、1 つのフィード アイテムとフィード アイテムのグループの両方の省略記号ドロップ ダウン メニューに表示されます。[移動 (Navigate)] をクリックすると、MSPComplete または MigrationWiz 内の関連する場所またはページに移動します。ここには、サービスやプロジェクトに関する完全な情報が表示され、必要に応じて変更を行うことができます。
重要: アラート、提案、またはリマインダーを示すフィード通知の [移動 (Navigate)] オプションが表示されます。このオプションはイベントでは表示されません。
フラグ
フラグを MSPComplete の個人フィードまたは顧客フィードにある通知に適用すると、そのアイテムをフォロー アップするためのわかりやすいリマインダーとなります。これは、Outlook のメール アイテムにフラグを付けるようなものです。フラグは必要に応じて後で削除することができます。
メイン ウィンドウまたは [詳細 (Details)] ウィンドウでフィード通知にフラグを付けるには、アイテムの横にある灰色のフラグ アイコンをクリックするか、アイテムの右にある省略記号をクリックしてから、[フラグ (Flag)] をクリックします。フラグは青または青緑に変わります。
いずれかのウィンドウでフラグをアイテムから外すには、青または青緑のアイコンをクリックするか、アイテムの右にある省略記号をクリックしてから、[フラグの削除 (Remove Flag)] をクリックします。フラグは灰色に戻ります。
フィード通知フラグについて、注意が必要な重要な点がいくつかあります。
- フラグを付けることができるのは、1 つのフラグ アイテムに対してのみです。通知のグループにはできません。この操作は、メイン ウィンドウまたは [詳細 (Details)] ウィンドウのいずれかで行うことができます。ここでは、すべてのフィード アイテムが個別に表示されます。
- メイン ウィンドウまたは [詳細 (Details)] ウィンドウで 1 つのフィード アイテムにフラグを付けると、フラグ アイコンが灰色から青緑に変わります。アイテムからフラグを外すと、アイコンは灰色に戻ります。
- メイン ウィンドウで通知グループをクリックし、[詳細 (Details)] ウィンドウでグループの個別アイテムのいずれかにフラグを付けると、フラグ アイコンは [詳細 (Details)] ウィンドウでは青緑、メイン ウィンドウでは濃い青にそれぞれ変わります。そのグループとアイテムからフラグを外す唯一の方法は、[詳細 (Details)] ウィンドウで行うことです。
- フラグには 2 つの異なる度合いの灰色が使用されています。通知グループで、横に非常に薄い灰色のフラグが付いている場合は、フラグを付けることはできません。
[さらに読み込む (Load More)] ボタン
既定では、4 つの最も緊急の通知グループまたは各通知が、個人フィードと顧客フィードの両方で、メイン ウィンドウに表示されます。これは、メイン ウィンドウで通知グループまたはアイテムをクリックするときに、右側に表示される [詳細 (Details)] ウィンドウでも同じです。両方のウィンドウでリストの下部にある [さらに読み込む (Load More)] 機能には、ボタンをクリックするたびに追加のフィード アイテムが表示されます。これは、フィードのすべてのコンテンツがリストに表示されるまで行われます。
メイン ウィンドウまたは [詳細 (Details)] ウィンドウで通知グループとアイテムのリストを展開するには、次の手順を実行してください。
- 左のナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択します。
- [個人フィード (Personal Feed)] または展開する通知リストを持つ顧客の名前 ([最近の顧客 (Recent Customers)] の下) をクリックします。
- リストの下にある [さらに読み込む (Load More)] をクリックします。