顧客のユーザーの表示、追加および編集

BitTitanパートナーのほとんどは、managed service providers (マネージド サービス プロバイダー) (MSP) です。顧客はこれらのパートナーがマネージド サービスを提供する企業です。MSPCompleteでは、ユーザーは顧客の従業員となります。

ユーザーは、サービス、プロジェクト、グループ、エンドポイント、コンピューター、ゲートウェイ、およびリソースに関連付けできます。MSPCompleteの中心である [顧客概要 (Customer Overview)] ページからこれらの関係を管理します。現在の顧客のユーザー全員の情報を一度に表示できます。また、プラットフォームに組み込まれたユーザー関連の機能にアクセスできます。

いくつかの方法でユーザーを追加できることに加え、MSPCompleteでは、ユーザーの編集、削除、並べ替え、検索を容易にできます。また、メールやDevice Management Agent (デバイス管理エージェント) (DMA) 経由でユーザーのデバイス管理を有効化することも可能です。DMAの展開には重要な目的があります:

  • ユーザーとグループの検出と管理
  • コンピューターおよびその他のリソースの常時モニタリング
  • 顧客別報告書のためのデータ収集
  • 効率的に顧客への幅広いサービスを提供

重要:

  • 各ユーザーは、メインのメールアドレス、名と姓によって一意に定義されます。MSPComplete で一度ユーザーを定義するか検索すると、それ以降は必要に応じてそのユーザーに対してすべてのユーザー製品とサービスを実行できます。これによって、かなりの時間と作業量を節約することができます。
  • デザインによっては、MSPComplete とユーザーのやり取りを最小にできます。DMA をユーザーのコンピューターにインストールするときなどに送るメールだけが、ユーザーがMSPComplete を目にする唯一の機会とも言えます。

この記事の内容は

 

ユーザー情報の表示

顧客の [ユーザー (Users)] ページには、以下の図で示すように、ユーザー情報が 5 列のリストで表示されます。

users01.png

顧客マイニング 88 の[ユーザー (Users)] ページ

ユーザーのDMA状態およびサブスクリプション状態は、次の表を参照してください。

表示される情報

エージェントのステータス

ユーザーに対して、3 つのサブスクリプション状態があります。

  • 「失敗 (Failed (X))」 — これはすべての対象コンピューターに対してDMA展開が失敗したことを示します。
  • 「不明 (Unknown) (? )」 — ユーザーが最低 4 時間ログオフ状態かコンピューターの電源がオフであることを示します。
  • 「成功 (Success)」 (a) — ユーザーのコンピューターが接続したことを示します。

サブスクリプション

ユーザーに対して、2 つのサブスクリプション状態があります。

  • 「なし (None)」 — 期間内でユーザーに対して有効なサブスクリプションがないことを示します。
  • 「日付/時間 (Date/time)」 — ユーザーのサブスクリプションが終了する日付と時間を表示します。

 

個別ユーザーの詳細情報を見るには、次のステップを行ってください。

  1. 左ナビゲーションウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
  2. 情報を見たいユーザーを雇用する会社の顧客をクリックします。
  3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
  4. 左にあるチェックボックス以外で、ユーザー欄の任意の場所をクリックします。

    右側にユーザーの詳細が表示されます。
  • ユーザーの名と姓、メインのメールアドレス
  • ユーザーと関連したその他の MSPComplete アカウント (ID)
  • ユーザーと関連したコンピューターや他のハードウェア デバイス
  • ユーザーがメンバーとして属しているグループ
  • ユーザーと関連したフィード
  • [関連するフィード (Associated Feeds)] の右側にある省略記号 () をクリックします
    • ユーザーを雇用している顧客の最新フィードをすべて見るには、[その他 (See more)] をクリックします。
    • 選択したユーザーのみに関連したフィードを最新の情報に更新するには、[最新の情報に更新 (Refresh)] をクリックします。

    ユーザーを追加

    ユーザーを追加する方法は、MSPCompleteに 4 つあり、そのすべてを [顧客ダッシュボード (Customer Dashboard)] にある [ユーザー (Users)] ページから実行できます。そのうち 2 つの方法は自動化されており、残りの 2 つの方法は手動です。

    • エンドポイントを作成することによって、ユーザーを自動的に追加します。こちらの方法をお勧めします。
    • DMAを使ってユーザーを自動的に追加します。
    • クイック追加機能を使用してユーザーを個別に手動で追加します。
    • 複数のユーザーを、一括追加機能を使用して同時に手動で追加します。

     

    エンドポイントを使ってユーザーを追加

    エンドポイントは、MSPComplete が Exchange サーバー、Office 365、または他の Cloud Services などのサーバーおよびサービスへの接続を確立するために使用する顧客特有の資格情報のセットです。エンドポイントはすべての BitTitan サービスでプロジェクトを実行するのに繰り返し使用できます。

    エンドポイントを使ってユーザーを自動的に追加すと、エンドポイントと同じ名前の新しいグループが生成されることに注意してください。エンドポイントにより作成されたユーザーとグループは「ロック済み (locked)」(ロックアイコンが付きます) となり、MSPComplete で編集できません。これらのユーザーおよびグループを雇用する顧客だけが、ユーザーおよびグループ情報を変更できます。

    重要: 顧客に対して最低 1 つの有効なエンドポイントを作成するまで、ユーザーを顧客に追加できません。

    詳細情報: エンドポイントに関する情報は、「エンドポイント」を参照してください。

    エンドポイント使ってユーザーを追加するには次のステップに従ってください。

    1. 左ナビゲーションウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. ユーザーを追加する顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. [ユーザーの追加 (Add Users)] をクリックします。
    5. [おすすめ (Recommended)] をクリックします。 エンドポイント使ってユーザーを追加
    6. [エンドポイント (Endpoint)] ドロップダウン・ボックスから、使用するエンドポイントをクリックします。
    7. [保存 (Save)] をクリックします。

      ヒント: ユーザー、グループ、およびコンピューターのインポートは、バックグラウンド タスクとして実行されます。インポートの状態をチェックするには、[ユーザー (Users)] ページの右上にある [管理 (Manage)] のドロップダウン メニューから、[バックグラウンド タスク (Background Tasks)] をクリックします。

      重要: MSPComplete は Exchange Server 2007 以降のバージョン、Office 365 および G Suite の 3 種類の自動検出、ユーザーおよびグループの自動インポートをサポートします。

     

    DMAを使ってユーザーを自動的に追加

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. ユーザーを追加する顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. [ユーザーの追加 (Add Users)] をクリックします。
    5. [デバイス管理からユーザーを追加 (Add Users through Device Management)] をクリックします。
    6. 「デバイス管理からユーザーを追加 (Add Users through Device Management)」フォームに、次の手続きを行って Group Policy Object (グループ ポリシー オブジェクト) (GPO) を作成し、DMAをインスールします。

      詳細情報:
      DMAの展開に関しては、「How do I deploy the Device Management Agent with a Group Policy Object? (Device Management Agent をグループ ポリシー オブジェクトで展開するには?)」を参照するか、「Install the Device Management Agent with a Group Policy Object (デバイス管理エージェント (DMA) をグループ ポリシー オブジェクトでインストール) 」のビデオをご覧ください。

     

    クイック追加を使用したユーザーの追加

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers) ] をクリックします。
    2. ユーザーを追加する顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. [ユーザーの追加 (Add Users)] をクリックします。
    5. [クイック追加でユーザーを追加 (Add Users with Quick Add)] をクリックします。
    6. 「クイック追加でユーザーを追加 (Add Users with Quick Add)」フォームの適切なボックスに必要なユーザーの詳細を入力します。
    7. [保存 (Save)] または [保存して新しく追加する (Save and Add Another)] をクリックしてください。

     

    一括追加を使用したユーザーの追加

    この方法では、コンマ区切り値 (CSV) ファイルを使用してユーザーを追加します。このタイプのファイルを得る4つの方法は:

    • コンピューターから既存のCSVファイルをアップロード
    • このフォーム (この方法は8人以下のユーザーに有効です) にある表に新しいCSVファイルを作成
    • Active Directoryや他のソースから (メール サーバーなど) CSVファイルにユーザーのリストをエクスポート、コンピューターに保存し、MSPCompleteにアップロード

    サンプルCSVファイルをダウンロードし、任意のユーザー リストをそれを使用して作成し、MSPCompleteにアップロード

    典型的なCSVファイルの例:

    users02.png

    一括追加を使ってユーザーを追加するには次のステップに従ってください。

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. ユーザーを追加する顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. [ユーザーを追加 (Add Users)] をクリックします。
    5. [一括追加でユーザーを追加 (Add Users with Bulk Add)] をクリックします。
    6. 「一括追加でユーザーを追加 (Add Users with Bulk Add)」フォームに上記の4つの方法のうち1つを選んで CSV ファイルを生成し、MSPComplete にアップロードします。
    7. [保存 (Save)] をクリックします。

     

    ユーザーのサービス追加

    どのユーザーに対してでも、ユーザーに関連するフィルターしたリストから新規のサービスを簡単に追加できます。この時間短縮機能を使って、サービス ライブラリにあるすべてのサービスをスクロールなしで関連付するサービスを探し出せます。

    重要: [サービスの追加 (Add Service)] ページの BitTitan サービスに、サービス ライブラリに属するサブセットのサービス リストが表示されます。MSPComplete はこのサブセットを期限内の顧客コンテキストとこのタスクを始めたページにもとづいて選び出します。かなりの時間と作業量を節約することができます。

    ユーザーにサービスを追加するには次のステップに従ってください。

    1. 左ナビゲーションウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)」] をクリックします。
    2. サービスを追加する顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. [新規のサービス (New Service)] をクリックします。
    5. 追加する各サービスに対して次を行ってください。
      1. リストにあるサービス名をクリックします。
      2. 開いたフォームにサービスを割り当て、スケジュールします。
      3. [サービスの追加 (Add Service)] をクリックします。

    ユーザー情報の編集

    ユーザーの個人情報をいつでも簡単に修正したり更新できます。たとえば、あるユーザーのメインのメールアドレスを変更するには

    次のステップに従ってユーザー情報を編集します。

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)」] をクリックします。
    2. 編集するユーザーを雇用している顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー(Users)] のタブをクリックします。
    4. ユーザー リストから、編集するユーザーをポイントします。
    5. ユーザー情報の右側にある省略記号 () をクリックし、[ユーザーを編集 (Edit User)] をクリックします。
    6. 「ユーザーを編集 (Edit User)」フォームで名前およびメールアドレス ボックスに必要な変更をします。
    7. [保存 (Save)] をクリックします。

     

    ユーザーへのサブスクリプションの適用

    顧客のユーザーにサービスやプロジェクトを実行する前に、それらのユーザーに対して現行の MSPComplete サブスクリプションが必要です。選択したワークグループに対し、管理者の役割または管理役割がある場合は、顧客サブスクリプションを [ユーザー (Users)] ページの複数のユーザーに、あるいはユーザーごとに適用します。

    詳細情報: サブスクリプションに関する情報は、「Subscriptions and Licensing FAQ (よくあるご質問: サブスクリプションとライセンス) 」を参照してください。

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. サブスクリプションを適用するユーザーを雇用している顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. サブスクリプションを適用するユーザーをポイントします。
    5. 右側にある省略記号 () をクリックします。
    6. [サブスクリプションの適用 (Apply Subscription)] をクリックします。
    7. 開いたフォームに対し、次のことができます。
    • サブスクリプションについて情報を得る
    • ユーザーに対して、現在のサブスクリプション状態を見る
    • サブスクリプション購入のプロセスを開始する
    • 購入したサブスクリプションをユーザーに割り当てる
  • もし現在顧客に対して有効なサブスクリプションがある場合や割り当てしていないサブスクリプションが最低1つある場合は、[確定 (Confirm)] をクリックしてください。それ以外は [閉じる (Close)] をクリックします。
  • ヒント:

    • 新規契約ユーザーに対してサービスを提供する前に、サブスクリプションがシステム内に伝達する時間を設けてください。
    • リスト内のすべてのユーザーにサブスクリプションを適用するには、メインのメールアドレスの左にあるチェックボックスを選択し、右上にある省略記号をクリックし、[サブスクリプションの適用 (Apply Subscription)] をクリックしてください。

      重要: もし顧客に現在割り当てられていない購入済みサブスクリプションがない場合は、[サブスクリプションの適用 (Apply Subscription)] をクリックしたときに表示されるフォームに、必要なすべての情報およびサブスクリプションを購入する手順についての説明が表示されます。

     

    メールを使用したユーザーのデバイス管理の有効化

    MSPComplete のデバイス管理は、ユーザーとグループ検出、モニタリング、レポート用データ収集、およびユーザーへのシームレス サービス配信を提供します。

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. デバイス管理を有効化するユーザーがいる顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー (Users)] のタブをクリックします。
    4. デバイス管理を適用する各ユーザーの左側にあるチェックボックスを選択します。
    5. ユーザー リストの上にある省略記号 () をクリックします。
    6. [メールでデバイス管理を有効化 (Enable Device Management through Email)] をクリックします。
    7. [メールの詳細 (Email details)] の下にあるボックスに必要な情報を入力します。
    8. [エージェントメールを送信 (Send Agent Email)] をクリックします。

      重要: DMA を展開する方法以外でユーザーを追加した場合でも、いつでも DMA を有効に出来ます。DMA を有効にすると、各ユーザーのコンピューターに「エージェント (agent)」がインストールされ、継続的にモニターとデータの収集を行います。この情報は顧客フィードを通じて MSPComplete が自動で送信したもので、特定な役に立つ情報や警告を提供します。DMA はまた、Azure の DeploymentPro および HealthCheck のモジュールを含むので、DMA をすべてのユーザーに展開するのをおすすめします。

     

    ユーザーの並べ替えと検索

    並べ替えおよび検索機能は、顧客のユーザー リストを管理するための便利なツールです。

    ユーザーの並び替え

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. 並び替えするユーザーが属するの顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー(Users)] のタブをクリックします。
    4. ユーザー リストの上にある [並べ替え (Sort)] をクリックします。
    5. [メインのメール (Primary Email)][名 (First Name)][姓 (Last Name)] をクリックします。

      ヒント: 「並べ替え (Sort)」メニューの各オプションの左には矢印が 2 つあります。上の矢印をクリックして、昇順 (A、B、C、...) または下の矢印をクリックして降順 (Z、Y、X、...) を選択します。

    ユーザーの検索

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. 検索するユーザーを雇用している顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー(Users)] のタブをクリックします。
    4. [検索 (Search)] ボックスに探しているユーザーの氏名または氏名の一部を入力します。検索がトリガーされます。

     

    ユーザーのアーカイブ

    顧客の社員 (ユーザー) が、MSPComplete で管理中に会社を辞める場合がでてきます。その場合、ユーザーをアーカイブする必要があります。

    次のステップに従ってユーザーをアーカイブします。

    1. 左ナビゲーション ウィンドウで、適切なワークグループを選択し、[すべての顧客 (All Customers)] をクリックします。
    2. アーカイブする顧客をクリックします。
    3. ページの上にある [ユーザー(Users)] のタブをクリックします。
    4. ユーザー リストから、「削除 (remove)」「アーカイブ (archive)」するユーザーをポイントします。
    5. 次のうちの1つを選んで実行します。
    • ユーザー情報の右側にある省略記号 () をクリックします。
    • ユーザー リストの上にある省略記号 (…) をクリックします。
  • [ユーザーのアーカイブ (Archive User)] をクリックします。
  •  

    この記事は役に立ちましたか?
    7人中2人がこの記事が役に立ったと言っています