Runbook、サービス、およびタスクは MSPComplete プラットフォームの 3 つの基本的コンポーネントから構成されます。MSPComplete はビジネス プロセスの簡易化、効率化の増加、リソースの管理、プロセスの標準化、そして知的財産を保護するのに役に立ちます。すべてを Runbook という操作テンプレートのビジネス プロセスを構成することによって、これらを成就します。
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Runbook について
Runbook とはビジネス プロセス テンプレートで、エンド ツー エンドのビジネス運用を個々の一連のタスクに分けることを意味します。
Runbook は操作を企業向けネットワークに新規のユーザーを追加したりする簡単な操作から、大きな規模のメールボックス移行を実行する複雑な操作を含みます。Runbook は 4 から 5 の少ないタスクで構成することもあれば、35 から 40 という多いタスクで構成することもあります。
MSPComplete サブスクリプションでは、MSPComplete ライブラリを自分で作成できる多数の BitTitan Runbook にアクセスできます。これらの Runbook を必要に応じてカスタマイズでき、自分の Runbook ストアに保存できます。
また、自分の Runbook を 1 から作ることもできます。これは、自分のユニークなビジネスのビジネス プロセスをキャプチャでき、また時間の節約にもなります。そうすることによって、たとえば主要な従業員が会社を辞めるときなどになくなる可能性のある知的財産をキャプチャおよび確保できるようになります。Runbook はまた、これらのプロセスを自動化でき、効率性の増加と操作コストの削減ができます。詳細は下記のオートメーションのセクションを参照してください。
サービスについて
Runbook はビジネス操作テンプレートで、論理的シーケンスでまとめた個別タスクのコレクションです。Runbook をエージェントに割り当て、アクションを実行するとインスタンスが生成され、Runbook は MSPComplete サービスになります。Runbook とサービスの違いは (テンプレートとテンプレートのインスタンス) 小さいと思われるでしょうが、実は非常に大きいのです。
サービスを起動すると、タスクの一連が自分の従業員 (エージェントと呼びます) に割り当てられます。また、作業量のレベル (時間) を各タスクのコストの見積もりとともに割り当てできます。こうしてリソースおよびコストを正確なレベルまで追跡できます。
タスクについて
シーケンスで実行したときにアクションであるタスクはサービスを完了します。タスクを特定の人に割り当てて、ワークロードを配布でき、適切な人員がタスクに割り当てられるのを確認するリソース管理ができます。
サービスは自動および手動タスクから構成されています。手動タスクには、エージェントが手動でタスクを完了する処方箋ガイドがあります。もう一方は自動タスクで、PowerShell スクリプトを実行してタスクをプログラム的に実行します。
自動タスクは自動的に実行できます (たとえば、前のタスクの完了時)。またはエージェントが自動タスクをボタンをクリックするなどして起動できます。タスクの一部は「入力タスク」で、エージェントが入力または選択をしなければならないタスクです。たとえば、タスクを実行する前にエージェントはログオンをして資格情報を入力しなければならない場合や、タスクを実行するのに特定のエンドポイントを選択する必要がある場合です。
次に示した例は MSPComplete の Runbook/サービス/タスクの階層構造の要約を表示したものです。これは、Runbook に手動および自動タスクが両方ある例で、ユーザー入力をタスク シーケンスに組み込んでいます。
自動および手動実行の両方を許可するハイブリッド タスクも作成できます。ハイブリッドのユース ケースは、ある状況下でタスクが自動的に実行するのに情報が必要、または手動操作が必要なタスクです。たとえば、デザイン時にランタイムでプログラムでのログオン資格情報が必要かどうかわからないときに有効です。
用語
MSPComplete プラットフォームを理解するために、主要な用語の定義を下記にリストします。
- Runbook: Runbook とはエンド ツー エンド操作の実行をサポートするテンプレートとして、パッケージされたシーケンスの実行タスクです。Runbook はサービスを起動するのに使用します。
- サービス: サービスは Runbook のインスタンス状態です。一度 Runbook が起動されると、サービスになります。別の言い方をすれば、サービスは Runbook のインスタンスです。
- タスク: タスクは単一の操作で、他のタスクとシーケンスになると、Runbook になります。タスクは手動 - エージェントが処方箋ガイドに従って手動でタスクを実行します。または、タスクは BitTian PowerShell モジュールを使用して自動化できます。タスクには「入力タスク」で、タスクを実行する前にエージェントが入力 (文字列値や記録の選択) しなければならないタスクがあります。
- エージェント: エージェントとは Runbook を起動する MSPComplete の人物を指し、1つ以上のサービス インスタンス タスクを実行するために割り当てられた人です。典型的エージェントは ISV または MSP 企業の従業員です。
Runbook、サービス、タスク の管理についての記事
下記に示した記事は、Runbook、サービス、MSPComplete のタスクに関するものです。
タイトル |
説明 |
MSPComplete のライブラリ ページは、BitTitan または パッケージ ソフトウェア開発企業 (ISV) がすでに構成した Runbook が含まれています。 |
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ライブラリからの Runbook をカスタマイズする最短の方法は、サービスを 顧客に提供し始めることです。適用できる Runbook のライブラリを見て、自分なりにカスタマイズします。 |
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ライブラリにある Runbook が探しているテクノロジにない場合、自分で 1 から Runbook を新規作成する必要があります。 |
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既存の文書から新規の Runbook を作成する | 既存の文章から説明をコピーと貼り付けを使って新規の Runbook を作成し、ステップを個別のタスクに分けます。 |
次に Runbook やサービスを、名前、開始日、期日、担当者、コスト見積および個々のタスクなどの詳細を加えてください。 |
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Runbooks をエクスポートして、オフラインで Markdown および XML で変更できます。 |
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オフラインで変更を終えたら、Runbook をインポートします。 |
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Runbook のコピーを作成すると、オリジナルを変更しないで代替バージョンを編集できます。 |
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古い Runbook を削除しておくと、エージェントが古いサービスを起動するのを避けられます。 |
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Runbook からサービスを実行し、原価の見積もりとサービスを完了する作業量を得るすべての割り当てと時間の見積もりを追加できます。 |
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ワークグループのサービス センターは、顧客のワークグループに渡って、すべてのアクティブおよび完了済みサービスを含みます。サービス センターは、サービスのステータスと関連付けしてあるタスクを見ることができる場所です。 |
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マイ タスク ページは自分に割り当てられたすべてのアクティブタスクを表示します。 |
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自分に割り当てられたサービスとタスクを、完了する責任があります。自分に割り当てられたタスクは特定の開始日と期日内と見積もった時間内に完了しなければならず、実際原価が見積原価を超えないようにサービスを完了しなければなりません。 |
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サービス レポートは、サービスのすべてのタスクが完了した後にタスク リストに表示されます。サービス レポートは、実際のコストと作業量に対するサービス見積もりの高レベルの概要を提供します。 |