G Suite への MigrationWiz アクセスを取得するにはどうすればよいですか?
回答:
BitTitan 製品 (MigrationWiz と UserActivation) では G Suite で認証を受けるために OAuth2 が使われます。これはメールボックスとドキュメントの移行 (Document Migration) プロジェクトの両方で使用されます。弊社に G Suite のデータへのアクセス権を許可するには、MigrationWiz プロジェクトに特定の許容範囲を追加する必要があります。
注意:
- これらの手順は、G Suite を移行元または移行先とする移行プロジェクトがある場合に、必ず従う必要があります。
- これは G Suite メールボックスと Google Drive ドキュメントの移行 (Document Migration) プロジェクトの両方で必要とされます。
- メールボックスの移行 (Mailbox migration) プロジェクトでは、以下の範囲へのアクセスを許可する BitTitan のクライアント ID が必要です。
- ドキュメントの移行 (Document migration) プロジェクトでは、以下の範囲へのアクセスを許可する BitTitan のクライアント ID が必要です。また、API へのアクセスを有効にする必要があります。このための手順は、この記事の最下部をお読みください。
このページには、G Suite から Office 365 への移行を行う方法を示す 2 つのビデオが含まれています。最初のビデオ (第 1 部) には OAuth 2.0 を有効にする手順が含まれています。これは開始から 10 分経過した場所で示されています。早送りが可能で、目次からビデオのセクションにアクセスできる Internet Explorer が好ましいブラウザです。
適切な範囲に対して BitTitan クライアント ID へのアクセスを許可する詳細手順:
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https://admin.google.com に移動し、ドメイン管理者として認証します。
- ホームページから [セキュリティ (Security)] というラベルが付いたアイコンをクリックします。
注意: 管理コンソールのホームページにセキュリティのアイコンが表示されない場合は、アカウントでこれらの変更を行うための権限がありません。これらの変更を実行するには、完全な管理者権限を持つユーザーに要請する必要があります。 -
[詳細情報 (Show more)] をクリックし、高度な設定 (Advanced settings) に移動します。
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[API クライアントアクセスを管理 (Manage API client access)] をクリックします。
- 「118005701438129985126」をクライアント名 (Client Name) テキストフィールドに入力します。
- この移行で G Suite が移行元か、または移行先かにより、1 つ以上の API の範囲 (One or More API Scopes) のテキストフィールドに以下の範囲のいずれかを入力して [承認 (Authorize)] ボタンを押します。
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移行元としての G Suite (読み取り専用範囲):
https://mail.google.com/、https://www.google.com/m8/feeds、https://www.googleapis.com/auth/contacts.readonly、https://www.googleapis.com/auth/calendar.readonly、https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.readonly、https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly、https://www.googleapis.com/auth/drive、https://sites.google.com/feeds/
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移行先としての G Suite (完全な範囲):
https://mail.google.com/、https://www.google.com/m8/feeds、https://www.googleapis.com/auth/contacts.readonly、https://www.googleapis.com/auth/calendar、https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group、https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user、https://www.googleapis.com/auth/drive、https://sites.google.com/feeds/
注意: クライアント ID は、常に 118005701438129985126 になります。「URL の終わりに無効な上位レベルのドメイン名があります (URL ends with an invalid top-level domain name)」というエラーの原因となる、冒頭と終端のスペースがないようにしてください。これにより、適切な範囲への BitTitan ツールのアクセスが許可されます。
G Suites のテナントに API の範囲を追加した時点で、MSPComplete と MigrationWiz のステップに進むことができます。
MSPComplete の手順:
- お客様のアカウントがまだ作成されていない場合には作成します。KB005421
- エンドポイントを作成します。KB005427
注意: エンドポイントの設定時、および G Suites を移行元または移行先として選択する際には、G Suites の移行元および移行先となるすべてのドメインを追加します。つまり、Sourcedomain.com と Destinationdomain.com のドメイン名を持つ 1 つのプロジェクトに複数のユーザーが存在する場合、MigrationWiz でプロジェクトを設定する際にあなたのドメイン (Your Domains) にこれら両方を追加することを確認します。 - メールボックス (Mailbox) またはドキュメントの移行 (Document Migration) プロジェクトを起動します。[すべての製品 (All Products) /メールボックスの移行 (Mailbox Migration)]、または[ドキュメントの移行 (Document Migration)] をクリックします。
MigrationWiz の手順:
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プロジェクトを作成します。
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メールボックスの移行 (Mailbox Migration) プロジェクトを作成するか、ドキュメントの移行 (Document Migration) プロジェクトを作成します。
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シナリオに該当する移行ガイド (migration guide) の手順に従います。移行ガイドは、MigrationWiz セクションで、メールボックスの移行 (Mailbox Migrations) やドキュメントの移行 (Document Migrations) など、該当するシナリオに一致するワークロードのセクションを選択して参照します。
Google Drive の移行の場合のみ:
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セキュリティ (Security) に戻ります。
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[API リファレンス (API Reference)] をクリックします。
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[API アクセスを有効にする (Enable API Access)] にチェックマークが付いていることを確認します。
MigrationWiz の手順 (Google Drive のみ):
- Google Drive が移行先または移行元となる場合、MigrationWiz があなたのドメインを指すように追加の手順に従う必要があります。
- Google Drive の移行のための管理者の資格情報を使用する必要があります。ドメインを入力することに加え、管理者アカウント名を入力する必要があります。
- ドメインと管理者アカウントを入力してから、右下にある緑の[保存 (Save)] をクリックします。
- この時点で移行を実行できます。