コラボレーション移行のベストプラクティス

ベストプラクティス

「ベストプラクティス」では、移行の際に注意すべき重要事項の説明、推奨ステップが含まれております。できるだけ望ましい結果を得るため、移行前、移行中、移行後に各ステップの実行をお勧めします。

移行前

  • ユーザーの設定がすべて完了し、移行先でライセンスが割り当てられていることを確認します(MigrationWizでは、ユーザーの作成やライセンスの割り当ては行われません)。Microsoftテナント側でユーザー設定が反映されるのに、最大24時間かかることもあるため、移行開始の数時間前には、ユーザー設定を済ませておくことをお勧めします。
  • 移行先の管理者アカウントは、フェデレーションアカウントではないアカウントに設定する必要があります。
  • コラボレーション移行(Collaboration Migration)には、評価(Assessment)が必要です。評価(Assessment)は、省略することはできません。
  • 移行先でTeamsがすでに設定されていて、移行元のグループと同じ名前のグループが存在する場合は、サポートオプションを使用して、グループのマージを回避することができます。この方法の具体的な手順および詳細は、移行中のチームのメールアドレス(MailNickName)の調整 を参照してください。
  • デフォルトでは、ユーザープリンシパル名(UPN)のプレフィックスに基づいて、移行元から移行先に対して、ユーザー照合が行われます。たとえば、ユーザープリンシパル名(UPN)が「name@domain.com」の場合、「name」の部分が照合されます。移行先に同じプレフィックスを持つユーザーが複数いる場合 (例:name@domain1.comとname@domain2.com)や、特定のユーザーのプレフィックスを移行先で変更する場合 (例:name@source.com→name.full@ destination.com)は、詳細オプション(Advanced Options)の UserMapping="name@source.com->full.name@destination.com" を使用して、各ユーザーに新しい名前や正しい名前を設定する必要があります。このオプションを追加する手順は、サポートオプションをプロジェクトや単一のアイテムに追加するには? を参照してください。
    注:UserMappingコマンドは、「サポートオプション(Support Options)」セクション内にあり、マッピングが必要なユーザーごとに1行が必要です。「+」をクリックして、行を追加します。例として記載されているユーザープリンシパル名(UPN)アドレスを、実際のユーザープリンシパル名(UPN)アドレスに置き換えます。

重要:Teamsの移行中、チームのチャネル内のファイルの権限は、デフォルトで親チームから継承されます。移行元の一部のファイルには、チーム間または外部パートナーとの共有のために、カスタム権限が含まれる場合があります。これらのカスタム権限の移行は、ファイルレベルで行われ、移行元と移行先へのSharePoint CSOM APIによるAPI呼び出しが増加することから、移行中にスロットリングが発生する可能性が高くなります。これを回避するために、移行を開始する時に、アイテム選択ウィンドウで「ドキュメント権限(Document Permissions)」を選択解除し、移行後にカスタム権限を再度追加するように、ユーザーに通知することをお勧めします。

さらに、移行の進行中に、ユーザーが特定のチームを更新または使用することがないように、移行の間、チームを移行元にアーカイブすることが可能です。これにより、チームとそのチャネルへの変更が防止されます。

 

移行中

  • MigrationWizは、更新ツールではありません。コラボレーションプロジェクト(Collaboration Project)を開始したら、移行元のチャネルの名前を変更しないことをお勧めします。チャネルの名前を変更する必要がある場合は、最初の評価(Assessment)が実行される前、または、すべてのチームが移行先テナントに正常に移行された後に、変更するようにしてください。最初の評価(Assessment)が実行されてから、最終的な移行が完了するまでの間に、チャネルの名前が変更された場合、一部のファイルが移行先で誤った場所に置かれる可能性があります。
  • 移行された投稿が、移行後に移行元で更新された場合、移行を再度実行しても、それが移行先で更新されることはありません。したがって、Teams移行プロジェクトは、週末または計画的なダウンタイムの最中に、一回の移行サイクルで実施するのが最善です。
  • 移行中に投稿やファイル等が更新された場合は、移行された投稿やファイル等を移行先テナントから削除する必要があります。「アクション(Actions)」メニューからプロジェクトをリセットし、評価(Assessment)を再実行すると、投稿やファイル等を再度移行することができます。
  • または、移行先から更新された投稿やファイルのみを削除し、プロジェクトにフィルターを追加して、その特定の投稿やファイルのみを移行することもできます。プロジェクトがリセットされたら、移行を再実行します。フィルターを追加するには、フォルダーにフィルターをかけるには? の記事の手順に従います。フィルターには、チーム名が使用されます。たとえば、チーム名が「Team_Alpha」でチャネル名が「Project_ChitChat」の場合、このチャネルのみを移行するために使用されるフィルターは、「^(?!Team_Alpha/Project_ChitChat)」になります。

注:フィルターまたはマッピングをプロジェクトに追加するには、「プロジェクトの編集(Edit Project)」をクリックし、「詳細オプション(Advanced Options)」を選択します。

 

移行後

  • 移行が正常に完了したにもかかわらず、移行先に表示されないチームメンバーがいる場合、ユーザーの同期に時間がかかっている可能性があります。これは、1つのチームに多数のユーザーが所属している場合に発生することがあります。Office 365管理ポータルにログインし、移行されたグループ(チーム)に移動し、メンバーリストを表示して、想定と同じ数のメンバーが移行されているかどうかを確認することで、すべてのユーザーが移行されたことを確認することができます。ユーザーは、数時間以内にTeamsインターフェイスに同期されるはずです。
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