MigrationWiz - MigrationWizでの移行の失敗 - よくある質問

MigrationWizでは、まれに移行(特に個々のメールボックスやアイテムの移行)が失敗することがあります。本記事では、そうした失敗の原因と修復方法について説明します。本記事で取り上げる以外の原因や結果があったり、新たな解決策が必要な場合があります。失敗はエラーとは異なります。特定のエラーは、エラー検索(Error Lookup)セクションで検索することができます。本記事の説明で問題が解決しない場合は、サポート(Support)にご連絡ください。問題解決のお手伝いをいたします。

特定のご質問がございましたら、ページ左のアンカーリンクを使用して、該当する質問に移動してください。

失敗アイテムを再移行するには

MigrationWizには、エラーで失敗したメールボックスの移行を、追加のライセンスを消費することなく再試行する機能が組み込まれています。エラーの数が少ない場合は、追加されたエラーの解決を試みる前に、まずこの方法を試してください。

移行が再試行されるのは、失敗アイテムのみです。成功したアイテムは再移行されません。

エラーを再試行するには:

  1. ​​ MigrationWizアカウントにサインインします。
  2. マイプロジェクトに移動(Go To My Projects)」をクリックします。
  3. エラーを含むプロジェクトを選択します。
  4. 再試行するユーザーの横のチェックボックスをオンにします。  
  5. スタート(Start)」をクリックします。
  6. メニューから「エラーの再試行(Retry Errors)」を選択します。
  7. エラーの再試行(Retry Errors)」をクリックします。

 

メールボックスの移行の失敗

メールボックスは、次の条件に該当する場合にのみエラーの再試行を実行することができます:

  1. 直前回の移行が正常に完了した。
  2. メールボックスに1つ以上のエラーが含まれている。

メールボックスが上記の条件を満たさない場合は、移行ポップアップウィンドウからエラーの再試行(Retry Errors)サイクルを開始することはできません。

エラーは、修復されるとエラーログから消去されます。移行元アイテムが(フィルターなどにより)再処理されなかった場合や、削除または移動された場合、あるいはアイテムが再び移行に失敗した場合は、一部のエラーが消えないことがあります。

 

失敗アイテムの件名を記録するには

プライバシーポリシーとセキュリティ規制に従い、デフォルトではアイテムの件名は保存されない設定になっています。必要であれば、オプトインオプションを使用して、失敗アイテムの件名をツールが保存および報告できるよう、設定を変更することができます。

移行に失敗したアイテムがあっても、移行前に件名のログを有効にしていなかった場合は、何もログに記録されません。したがって、このオプションを有効にした後に、失敗アイテムの移行を再試行することをお勧めします。失敗アイテムは再移行され、フォルダーパス(判別可能な場合)が記録されます。

プロジェクト内のすべてのメールボックスで、失敗アイテムの件名ログを有効にするには:

  1. MigrationWizアカウントにサインインします。
  2. 「プロジェクトの編集(Edit your Project)」を選択します。
  3. 「詳細オプション(Advanced Options)」を開きます。
  4. 「メンテナンス(Maintenance)」で「失敗アイテムの件名をログに記録する(Log subjects of failed items)」オプションにチェックマークを付けます。
  5. 「オプションを保存する(Save Options)」をクリックします。

注:

  • このオプションを有効にした時に、既にメールボックスの移行が開始されていた場合は、変更を反映させるために、移行をやり直す必要があります。また、失敗アイテムの件名をログに記録するには、失敗アイテムの移行を再試行する必要があります。
  • 問題のあるアイテムを特定しやすくするために、メールボックスの統計データには、フォルダーごとの失敗アイテムの数とエラーサイズの合計が含まれています。通常、エラーサイズが大きい場合は、移行元または移行先でのサイズ制限により、一部の大きなアイテムが移行できなかったことを示します。

タイムアウトによる失敗

失敗アイテムがあるにもかかわらず、移行が完了する場合があります。移行に失敗するのは、ほとんどの場合、a)破損したアイテム、および/または、b)大きなアイテムです。接続タイムアウトにより、大きなアイテムの移行が失敗に終わることがあります。こうしたシナリオのいくつかを、以下で説明します。

移行先(My Destination)のシステムのデータ許容量は「Y」MBです。たった「X」MBしかないアイテムの移行が失敗したのはなぜですか?

メールシステムには多くの制限があり、MigrationWizがタイムアウト処理を行う方法は、その制限によって変わります。25MBの受信制限、50MBの送信制限に対し、API作成制限がわずか10MBしかないシステムにも、移行を実行することは可能です。MigrationWizは、送信または受信の制限ではなく、API作成の制限に準拠します。この仕組みが、タイムアウトの問題を引き起こします。

また、接続タイムアウト機能は、ほとんどのメールシステムで使用されています。制限が25MBであっても、その制限に関係なく、開いている接続がメールシステムによって(たとえば)90秒後に遮断されることがあります。アイテムの移行が90秒以上かかる場合、そのアイテムは移行に失敗し、タイムアウトエラーが発生します。

移行されるすべてのメールデータは、エンコード、暗号化、またはカプセル化される必要があります。これにより、通知なしにサイズが大きくなる場合があります。たとえば、メールコンテンツのエンコードには、Base64がよく使用されます。Base64でエンコードすると、それだけでデータ量が大幅に増加することがあるため、予想よりも早く制限に達する場合があります。

すべてのアイテムを移行したい。そのためには何をすべきですか?

失敗アイテムを何度も再試行します。さらに、メールシステムの制御が可能な場合は、サイズや接続の制限を引き上げることも有効です。ただし、一部のアイテムは、破損あるいは本記事に別途記載されている他の問題により、失敗し続ける場合があります。

何度試しても一部のアイテムが移行に失敗し続けます。次に何をするべきですか?

サイズの問題で移行することができない大きなアイテムは、手動で処理する必要があります。たとえば、Outlookを使用して、検索(Search)フォルダーを作成し、全フォルダー内の「X」MBを超えるアイテムをすべて識別することができます。そのような大きなアイテムを識別および処理する方法は、移行元や移行先のシステムによって異なる場合があります。また、失敗アイテムの件名ログを有効にすることも可能です。

 

失敗制限

移行が成功したか失敗したかの判断は、主に移行に失敗したアイテムの数に基づきます。

デフォルトでは、この値が1000に設定されています。つまり、1ユーザーあたりの失敗アイテム数が1000未満だった場合、移行は成功したと見なされます。1000という値は十分に見えるかもしれませんが、アイテムは、破損や移行先サーバーの構成ミスなど、多くの理由で移行に失敗します。アイテムの移行に失敗しても、移行完了後にいつでも失敗アイテムの移行を再試行することができます。

この値を引き下げることはお勧めしません。エラーによる移行失敗の頻度が高くなると、(メールボックスの移行を再実行するまで移行が停止状態となるため)移行を実施していない期間(ダウンタイム)が発生するからです。また、一部のユーザーは、失敗アイテムの再移行がまったく成功せず、何度実行しても1000の失敗制限に達してしまうことがあります。その場合は、この値を引き上げることをお勧めします。

制限を引き上げる場合:

    • 設定した制限よりも多くのアイテムが失敗しない限り、移行が失敗したとは見なされないため、移行失敗の頻度は低くなります。たとえば、移行できない破損アイテムが多数ある場合に適しています。
    • ただし、移行が失敗したと判断されるまでに時間がかかります。

制限を引き下げる場合:

    • 移行はすぐに失敗します。たとえば、メール通知を有効にし、少数のエラーでも通知されるように制限を低く設定しておくと、移行はより早く失敗し、失敗の素早い検知が可能となります。
    • ​プロジェクトに移行できないアイテムが多数含まれている場合は、多くの失敗が発生します。移行が失敗すると、再実行されるまで移行が中断されるため、ダウンタイムが発生します。

あらかじめ設定されているデフォルトの制限は、我々が過去に行った全移行プロジェクトの99%に対しての最適な値となっています。変更する場合は、サポート(Support)にご連絡いただき、相談されることをお勧めします。

失敗アイテム

メールボックスに多くの失敗アイテムがある場合、MigrationWizは、エラーとしてログに記録する前に、破損アイテムの再移行を繰り返し試みるため、移行速度が低下します。

そのような状況では、次のアプローチが推奨されます:

  • 実行中の移行を停止します。
  • プロジェクトの「詳細オプション(Advanced Options)」で、「エラーを再試行しない(Do not retry errors)」というラベルの付いたチェックボックスをオンにします。
  • 「1移行プロジェクトあたりの最大エラー数(Maximum errors per migration)」を、5000などの非常に高い値に引き上げます。

注:

  • デフォルトでは、この値は1000に設定されています。
  • 「失敗アイテムの件名を記録する(Log subjects of failed items)」というラベルの付いたチェックボックスをオンにします。 
  • 移行を実行します。
  • 移行完了後、最上位のプロジェクトリストダッシュボードで、円グラフアイコンをクリックします。これにより、ログインアカウントに登録されているSMTPメールアドレスにメールが送信されます。 
  • 送られたCSVファイルには、件名の見出しを含む詳細なエラーリストが記載されています。 

注: ​エラーの発生しているアイテムが破損アイテムだった場合は、MigrationWizでは移行することはできません。この場合の最善策は、エラーリストをエンドユーザーと共有することです。破損アイテムが重要なアイテムと判断された場合は、手動で移行先のメールボックスに移行するか、PSTファイルを使用してエクスポート・インポートすることができます(ステップの詳細は、http://blogs.technet.com/b/exchange/archive/2007/04/13/3401913.aspx を参照してください)。

 

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