本ガイドではOneDrive for BusinessからOneDrive for Businessへの移行 (バージョンとメタデータを含む) について説明します。 移行を開始する前に、すべての手順とドロップダウン リストを確認し、前提条件がすべて満たされているかを確認してください。
OneDriveの移行の詳細については、よくある質問を参照してください。
GCC High/Chinaの移行を実行する際は、OneDrive for BusinessからOneDriveへのGCC High/China移行ガイドを参照してください。
移行元エンドポイントをOneDrive for Business、移行先エンドポイントをOneDrive for Business(バージョンとメタデータを含む)にする必要があります。この移行タイプでは、他のエンドポイントはサポートされていません。
このシナリオで移行されるメタデータやバージョンを含むアイテムの種類については、次のドロップダウンを参照してください。メタデータとバージョンの詳細については、記事の後半で説明しています。
GoDaddyの接続制限により、この移行タイプはGoDaddyへの移行またはGoDaddyからの移行ではサポートされていません。
オンプレミスのOneDrive for Businessはサポートされていません。
MigrationWizの移行可能な最大ファイルサイズは、移行タイプと環境によって異なりますが、60GBを超えるファイルを移行することはできません。
移行できるアイテムと移行されないアイテム
- 移行できるアイテム
- フォルダー
- 共有フォルダー
- 権限
- コードファイル
- ドキュメント
- 画像
- フォーム
- 実行可能ファイル
- 動画
- 音声ファイル
- オリジナルのメタデータとBitTitan移行メタデータ(作成者、編集者、作成日時、更新日時、名前、ファイルサイズ、種類、MigrationWizId、MigrationWizPermissionId)
- ドキュメント属性(作成者と作成日時)
- 更新者と更新日時
- バージョンとメタデータの移行のみ: 作成日
移行されないアイテム
- バージョンとメタデータ以外の移行:
- 作成日(作成日は、「移行した日」の日付に変更されます。)
- バージョン履歴
- アクセス用のリンク
- 名前に記号が含まれるファイル/フォルダーの共有権限
管理者権限オプション
- どちらのオプションでも、設定にはグローバル管理者が必要です。
- 利用可能なオプションは2つありますが、アプリベースの認証をお勧めします。このオプションはより安全で、移行中に発生するスロットリングが減少します。また、データの移行に使用するアカウントに管理者ロールを割り当てる必要がないという利点もあります。
アプリベースの認証は、SharePoint、OneDrive for Business、Microsoft 365グループ(ドキュメント)、およびTeamsの移行で使用します。この認証を有効にすると、セキュリティが強化されるとともに、Microsoftのスロットリングが発生する可能性を減少させることができます。以前のMicrosoft 365認証では、Microsoftによるスロットリングの対象となる頻度が高かったため、この認証方法が実装されました。アプリベースの認証は、Microsoft 365テナントでの認証方法です。このオプションの使用(アンインストールの手順を含む)については、次のドキュメントを参照してください。SharePointとOneDriveの移行におけるアプリケーション権限を使用したアプリベース認証
フルコントロールと読み取り専用
移行元はなぜフル コントロールのアプリ権限を許可する必要があるのか
AMRの移行では、常にフルコントロール権限が必要です。フル コントロール権限を許可しない特別な理由がある場合は、MigrationWiz-SharePoint-ReadOnlyを使用することができます(移行元のみ)。ただし、読み取り専用権限を使用する場合、MigrationWizでは、ドキュメントの権限、バージョン、メタデータはエクスポートされず、AMRを使用することもできないため注意が必要です。また、移行準備に必要な権限が十分でないため、OneNoteのファイルは移行されますが、コンテンツは含まれません。
アプリベースの認証権限を有効にする手順
- グローバル管理者としてサインインしていることを確認します。
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MigrationWiz-SharePoint-FullControlにアクセスし、表示されるアプリベースのアクセスを許可します。「許可(Accept)」をクリックするとBitTitanログインページにリダイレクトされます。これは通常の動作で、ページは閉じることができます。
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Microsoft 365管理ポータルで、MigrationWizという名前の新しいセキュリティグループを作成します。(セキュリティグループの名前は一致している必要があります。)
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プロジェクトでデータ移行中ではない新しいユーザーを作成します。このアカウントでは、管理者ロールを割り当てる必要はありません。(すでに既存のユーザーがいる場合は、問題ありません。)
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作成済みのセキュリティグループに新しい(または既存の)ユーザーをメンバーとして追加します。(所有者として追加しても、ここでは機能しません)。
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MigrationWizプロジェクトを作成します。
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移行元および移行先エンドポイントを作成するには、ユーザーが属するエンドポイントに対応するユーザー資格情報を手順4で入力します。
- 「サポート オプション(Support Options)」の下にあるMigrationWizプロジェクトの詳細オプションに、サポート オプション UseApplicationPermission=1 を追加します。
委任認証を使用する管理者アカウントを作成する
最も簡単な方法は、テナントの作成時に設定したグローバル管理者アカウントを使用することです。移行にグローバル管理者アカウントを使用しない場合は、代わりに新しい管理者アカウントを作成することができます。これには、プロジェクトで移行されるユーザーのOneDriveに、OneDrive for Businessを含むライセンスの割り当てと、「サイト コレクション管理者(Site Collection Administrator )」権限の付与が必要です。このオプションの使用(アンインストールの手順を含む)については、次のドキュメントを参照してください。Using App-based Authentication (Delegate Permissions)
重要: 移行するユーザーアカウントを管理者アカウントとして使用しないようにしてください。共有権限が失われる問題が発生する場合があります。
プロセス:
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Microsoft 365でユーザーを作成し、OneDrive for Businessを含むライセンスを割り当てます。詳細な手順については、Microsoftのドキュメント「ユーザーを追加して同時にライセンスを割り当てる」を参照してください。
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管理者権限を設定します。プロジェクトのエンドポイントの管理者として使用するユーザー アカウントに、以下のいずれかの権限レベルを付与します。
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グローバル管理者。グローバル管理者の権限を設定する手順については、次のMicrosoftの記事を参照してください: 「Microsoft 365管理センターで管理者ロールを割り当てる」。
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サイトコレクション管理者。サイト コレクション管理者で使用する特定の権限とプロジェクトの設定については、「 MigrationWiz ー アクセス権限の要件」を参照してください。
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サポート オプション UseApplicationPermissionAtSource=0 および UseApplicationPermissionAtDestination=0 を 「サポート オプション(Support Options)」の下のMigrationWizプロジェクトの詳細オプションに追加します。
- テナントでグローバル管理者アカウントとしてサインインしていることを確認します。
- MigrationWiz-SharePoint-Delegated に移動し、表示されるアプリベースのアクセスを許可します。「許可(Accept)」をクリックするとBitTitanログインページにリダイレクトされます。これは通常の動作で、ページは閉じることができます。
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上記の手順を実行すると、指定したユーザーが、Microsoft 365管理センターに表示されます。ユーザーアカウントを完全にプロビジョニングするには、最大24時間かかる場合があります。
移行元の準備
- 移行するユーザーは、移行元テナントでOneDriveを使用するためのライセンスが付与されている必要があります。
- 移行するユーザーが、移行元テナントへサインインするのをブロックされないようにします。
- 移行元OneDriveを読み取り専用に設定しないようにします。(これは初期セットアップ用です。読み取り専用に設定する手順については、ガイドの後半の「資格情報の検証を実行する」セクションを参照してください)。
- 移行を実行する管理者アカウントに対して委任認証 (上記「管理者権限オプション」を参照) を使用する場合は、移行元のOneDriveのサイト コレクション管理者として設定する必要があります。
移行するユーザーリストをCSVファイルにエクスポートする
このファイルは、MigrationWizプロジェクトにユーザーを一括追加するときに使用できます。ユーザー リストをコピーし、MigrationWizプロジェクト ダッシュボード内の 「追加(Add)」 > 「一括追加 (Bulk Add)」 の移行元および移行先 メール列に貼り付けます。
ユーザー リストをエクスポートするには:
- Microsoft 365管理ポータルに移動します。
- 「ユーザー(Users)」をクリックします。
- 「アクティブ ユーザー(Active Users)」をクリックします。
- 「エクスポート(Export)」をクリックします。
- 「続行(Continue)」をクリックします。
移行プロジェクトへユーザーをアップロードするため、アクセスできる場所にcsvを保存してください
移行先の準備
- 移行するユーザーは、移行先テナントでOneDrive使用するためのライセンスが付与されている必要があります。
- 移行するユーザーが、移行先テナントへサインインするのをブロックされないようにします。
- 移行先のOneDriveを読み取り専用に設定しないようにします。
- 移行を実行する管理者アカウントに対して委任認証 (上記「管理者権限オプション」を参照) を使用する場合は、移行先のOneDriveのサイト コレクション管理者として設定する必要があります。
移行先エンドポイントにAzure環境を準備する
このプロジェクトの種類には、移行先エンドポイントを作成する際にAzureストレージ アカウントが必要です。 (エンドポイントを設定する手順は、ガイドの後半の説明を参照してください。)
Microsoft提供のAzureストレージ
この移行では、Microsoftが提供するAzureストレージの使用をお勧めします。詳細については、「Microsoftのドキュメント」を参照してください。このオプションを使用しない場合は、以下の「ユーザーが所有するAzureストレージの使用」を参照してください 。
ユーザーが所有するAzureストレージの使用
ユーザーが所有するAzureストレージを使用する場合は、次の手順に従って、Azure環境を準備してください。移行先のMicrosoft 365テナントと同じMicrosoftデータセンターに、Azureストレージアカウントを作成することをお勧めします。移行のためにAzureコンテナーを作成する必要はありません。
- Azureストレージのコストを見積もります。この手順は任意ですが、顧客に事前にストレージのコストを提供する際に有用です。
- Azureサブスクリプションを購入します。(または、1か月限定の無料試用版を使用します。試用版では、移行できるデータ量が少ないので注意が必要です。)
- Azureストレージアカウントを作成します。Blob Storageではなく、「STORAGE(汎用v2)」アカウントを作成してください。
- ストレージ アカウント名とプライマリ アクセスキーを書き留めます。(Azure内のストレージ画面で、下部にある「アクセスキーを管理(Manage Access Keys) 」をクリックします。) これらの情報は、MigrationWizの移行プロジェクトで、移行先を設定する際に必要となります。
Azureストレージアカウントの作成方法:
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- Azureポータルにアクセスします。
- 「新規(New)」をクリックします。
- 「ストレージ(Storage)」>「ストレージ アカウント(Storage account)」を選択します。
- ストレージ アカウントの名前を入力します。
- デプロイ モデルに「リソース マネージャー(Resource manager)」を選択します。
- 「STORAGE(汎用v2)」を選択します。
- ストレージ アカウント名 (-accesskey、例: "accountname") とプライマリ アクセス キー (-secretkey、例:“W1RrDfkPNkfYfdVqizMNJjn5mXchwMP5uYBY8MsMqWTA7EubG911+4fZlki0Gag==”)
- 「レプリケーション(Replication)」フィールドで、「ローカル冗長ストレージ(Locally Redundant Storage (LRS))」を選択します。
- 新しいストレージ アカウントを作成するサブスクリプションを選択します。
- 新しいリソース グループを指定するか、既存のリソース グループを選択します。
- ストレージ アカウントの地理的位置を選択します。
- 「作成(Create)」をクリックして、ストレージ アカウントを作成します。
ストレージ アカウントが、ストレージ リストに表示されます。
MigrationWizでの手順
ドキュメントプロジェクトを作成する
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MigrationWizにログインします。
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「マイ・プロジェクトへ(Go to My Projects)」ボタンをクリックします。
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「プロジェクトを作成(Create Project)」ボタンをクリックします。
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「プロジェクトの種類」で「ドキュメント(Document)」を選択します。
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「次のステップ(Next Step)」をクリックします。
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「プロジェクト名(Project Name)」を入力し、「顧客(Customer)」を選択します。(デフォルトの顧客以外に顧客が存在しない場合、 「新規(New)」をクリックし、プロジェクトの顧客を作成します)
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「次のステップ(Next Step)」をクリックします。
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エンドポイントを選択するか、以下の手順に従って新しいエンドポイントを作成します。
エンドポイント
エンドポイントは、MSPCompleteではなくMigrationWizで作成します。次の手順に従って、MigrationWizでエンドポイントを作成してください。
既存のエンドポイントを選択する場合、ドロップダウンリストにはエンドポイントが最大10までしか表示されないため注意が必要です。既存のエンドポイントが10を超える場合は、検索する必要があります。エンドポイントの検索では、大文字と小文字区別されます。例えば、「customer」を検索する場合、「Cust0mer」と入力すると検索結果は表示されません。作成したエンドポイントのリストを作り、固有のスペルや大文字の使用について記録しておくことをお勧めします。
MigrationWizで新しい移行元エンドポイントを作成するには:
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「移行元の設定(SOURCE SETTINGS)」をクリックします。
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「新規(New)」をクリックします。
- エンドポイントの名前を入力します。エンドポイントの名前は、プロジェクトに対して一意にすることをお勧めします。
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「エンドポイント タイプ(Endpoint Type)」で 、 ドロップダウン メニューからOneDrive for Businessを選択します 。
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フィールドに管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
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「追加(Add)」をクリックします。
MigrationWizで新しい移行先エンドポイントを作成するには:
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「移行先の設定(DESTINATION SETTINGS)」をクリックします。
-
「新規(New)」をクリックします。
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「エンドポイント タイプ(Endpoint Type)」で 、 ドロップダウン メニューからOneDrive for Businessを選択します 。
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OneDrive for Business (Microsoft 365 User) - Documents, Permissions and Versions という名前のラジオボタンを選択します。
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フィールドに管理者のユーザー名とパスワードを入力します。
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Azureストレージ アカウント名と Azureアクセス キー (ユーザー所有のAzureストレージを使用している場合) を入力するか、Microsoft が提供するAzure Storageを選択します。移行先エンドポイントの Azureストレージ アカウント名を入力する場合は、数字と小文字のみを使用できます。大文字を入力すると、移行は失敗します。
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「エンドポイントを追加(Add Endpoint)」をクリックします。
プロジェクトへのアイテムの追加
「移行元の準備」セクションで作成したCSVファイルを使用してプロジェクトに移行するユーザー アカウント(「ライン アイテム」とも呼ばれます。)を追加し、メニュー ダッシュボードの「追加(Add)」をクリックして「一括追加(Bulk Add)」を選択します。
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移行されるユーザーの「メールボックス プロジェクト(Mailbox Project)」も実行している場合、「MSPCompleteから追加(Add From MSPComplete)」オプションを使用できます。ユーザーを追加する前に、MSPCompleteまたはメールボックス プロジェクトでユーザーにライセンスが付与されていることを確認します。
重要:OneDriveプロジェクト内のユーザーの移行元および移行先アドレスが、Microsoft 365テナント内のアカウントの現在のユーザー名 (ユーザー プリンシパル名) と一致する必要があります。一致しない場合は認証エラーが発生する可能性があります。ユーザーのインポート後にMigrationWizプロジェクトのアドレスの編集が必要な場合があります。これは、UMB(ユーザー移行バンドル)が、ユーザー プリンシパル名以外のアドレスに既に適用されている場合に必要になります。詳細については、「認証できません(Cannot Authenticate)」のドキュメントを参照してください。
UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを追加する
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OneDriveプロジェクトで、正しいワークグループが選択されているかどうかを確認します (これは画面上部の左隅で確認できます)。
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プロジェクトで、UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを割り当てるユーザーの横にあるチェックボックスをオンにします。
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プロジェクト画面の上部にあるツールバーで「 ライセンスを適用(Apply Licenses) 」を選択します。
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ドロップダウン リストから「UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスの適用(Apply User Migration Bundle License)」 を選択します。
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選択したユーザーの中に、UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを割り当てられていないユーザーが1人でもいる場合は、「確認(Confirm)」をクリックします。UMB(ユーザー移行バンドル)の処理には時間がかかることがあります。UMB(ユーザー移行バンドル)が正常に割り当てられると、「ライセンスがアクティブ(License Active)」の下のステータスが 「はい(Yes)」と表示されます。
詳細オプションとサポートオプション
プロジェクトの「詳細オプション(Advanced Options)」に移動して、次のサポートオプションを追加します。各サポート オプションには「=」の文字が含まれており、「サポート オプション」セクションの「サポート(Support)」タブの下に入力されます。空白のフィールドを追加してサポート オプションを入力するには、「+」ボタンをクリックします。
例:
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InitializationTimeout=8 これは、初期化のタイムアウト値を8時間に増やします。このオプションは、大規模な移行に特に有用です。
- 現在、15GBを超える移行もサポートされていますが、実行するには「詳細オプション(Advanced Options)」で設定する必要があります。この設定により、インポートの完了に10分以上かかる際のタイムアウトエラーを防ぐことができます。
- LargeFileMigrations=1
- LargeFileMigrationsTimeout=7200000 (値の720000は一例です。時間はミリ秒単位で測定されます。)
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複数地域環境(Multi-Geo)の移行での設定:O365のSharePoint管理センターで使用されているカスタムの非標準URLの場合は、OneDriveProExportAdminUrl=<non-standard URL> (移行元テナント) またはOneDriveProImportAdminUrl=<non-standard URL> (移行先テナント) を追加します 。 "<non-standard URL>" を、SharePoint管理センターで使用するカスタムURL ("は含めない)に置き換えます。
ファイルとフォルダーの権限マッピング
以下で説明する2つの詳細オプションは、個別に機能します。ただし、これらは補完的なオプションで、一緒に使用することができます。MapPermissionEmailByPairsInProject を主要な自動マッピング オプションとして使用し、UserMapping を追加して例外を処理することで移行の中断を回避することをお勧めします。
メールアドレスの組み合わせによる権限のマッピング
移行中にユーザー プリンシパル名のプレフィックスが変更されるシナリオで、プロジェクトに入力した移行元および移行先のユーザー プリンシパル名に基づいた権限を自動マッピングするには、以下を入力する必要があります。このオプションは、移行先がOneDrive for Businessである場合にのみ有効です。
サポートオプション: MapPermissionEmailByPairsInProject=1
環境: 移行先がOneDriveの場合
移行タイプ: OneDriveを移行先とする移行のみ
重要: 複数のプロジェクトで、同じ顧客のOneDriveの移行を実行する場合は、MapPermissionEmailByPairsInProject ではなく、各プロジェクトに次のサポート オプションを入力する必要があります。MapPermissionEmailByPairsInCustomer=1
詳細説明: OneDriveが移行先である場合、このオプションを使用して、プロジェクト内のペアで権限をマッピングできます。 user@domain.com から firstinitial.lastname@domain.com。
UserMapping
UserMapping="user1@source-domain.com->user5@destination-domain.com"
ユーザーまたはグループの権限マッピングをカスタマイズするには、「詳細オプション(Advanced Options)」の「UserMapping」を使用します。
移行を実行する前に、移行先のユーザー/グループ(user5@destination-domain.com)に権限を付与し、移行先のドキュメントライブラリを利用できるようにしておく必要があります。
移行するバージョンの数を「移行元/移行先」タブの「詳細オプション」で設定する
プロジェクト要件に従って移行するドキュメントのバージョン数を設定し、「保存(Save)」をクリックします。
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バージョンの最小数は 1 で、最大数は 25 です。デフォルトのバージョン数は 3 です。
ファイルバージョンを移行するためのマルチサイクルの動作
最初の移行サイクルでは、ファイルと関連するバージョンが移行先に移行されます。後続のサイクルでは、移行元のファイルに新しいバージョンがある場合にのみ、移行先のファイルが上書きされて最新バージョンに更新されます。
後続のサイクルで移行元ファイルの内容が変更されていない場合、ファイルやバージョンは移行されず、移行先に変更はありません。移行元ファイルのバージョンが削除されても、ファイルの内容の変更として識別されません。この変更 (移行元でのバージョン削除) は、移行元ファイルの内容が変更されて新しいバージョンが作成されない限り、後続サイクルでは移行されません。
資格情報の検証を実行する
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検証するアイテムを含むプロジェクトを開きます。
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検証するアイテムを選択します。
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ダッシュボードの「開始(Start )」ボタンをクリックします。
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ドロップダウンリストから「資格情報の検証(Verify Credentials)」を選択します。
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検証が完了すると、検証結果が「ステータス(Status)」セクションに表示されます。
移行前にOneDriveアイテムをロック (読み取り専用に設定) するには、次の手順を実行します。
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すべてのOneDriveラインアイテムがロックされていないことを確認します。
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すべてのOneDriveラインアイテムに対して「資格情報の検証(Verify Credentials)」サイクルを実行します。これにより、提供された資格情報がアイテムのサイトコレクション管理者として追加されます。
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すべてのOneDriveラインアイテムをロックが可能になります。
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「完全移行(Full Migration)」サイクルを実行します。
ユーザーに通知する
移行開始を知らせる最終通知メールを送信します。通知メールには、移行の開始時期、移行にかかる時間(期間)、移行中の取り扱い、移行後に必要な手順やその他の通知事項を記載します。データの破損や、不完全な移行の原因となるため、移行元のドキュメントを変更しないよう、ユーザーに通知してください。
移行を実行する
MigrationWizインターフェイスからの移行:(「前段階移行(Pre-Stage)」サイクルを実行しない場合は、「完全移行(Full Migration)」サイクルの手順に進んでください)
前段階移行(Pre-Stage)サイクル
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移行するユーザーを選択します。
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上部の「開始(Start )」ボタンをクリックします。
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「前段階移行(Pre-Stage Migration)」を選択します。
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「移行のスケジューリング(Migration Scheduling)」セクションのドロップダウンリストから、30、60、または90日前を選択します。
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「移行を開始(Start Migration)」をクリックします。
完全移行(Full Migration)を実行する
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ユーザーを選択します。
-
上部の「開始(Start )」ボタンをクリックします。
-
ドロップダウンリストから「完全移行(Full Migration)」を選択します。
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「ドキュメント(Documents)」、「ドキュメントの権限(Document Permissions)」、「メタデータ(Metadata)」、「バージョン(Versioning)」のチェックボックスが選択されているかを確認します。既定では、最新の3つのバージョンが移行されます。移行するバージョンの数は、「移行元/移行先」タブの「詳細オプション(Advanced Options)」セクションで更新できます。(手順については本ガイドの前半で説明しています。)
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「移行を開始(Start Migration)」をクリックします。
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移行が完了すると、移行結果が「ステータス(Status)」セクションに表示されます。
プロジェクトエラーへの対応
ユーザーリストを確認し、「移行に失敗しました(Failed)」という赤いエラー表示をクリックします。表示された情報に従って対応してください。
問題が解決しない場合は、次のリンクに記載されている手順に従ってお問い合わせください: サポート
統計情報をリクエストする
MigrationWizの「すべてのプロジェクト(All Projects)」ページで、プロジェクトの円グラフ アイコン(ページの右端) をクリックすると統計情報レポートをリクエストできます。すべてのプロジェクトの移行統計情報を含むメールが、プロジェクトのBitTitanアカウントに送信されます。
移行後の手順
認証アプリを削除する
BitTitanのエンタープライズアプリを削除するには、次の手順を実行します:
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PowerShellを起動します。
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PowerShellをMicrosoft 365に接続します。
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次のコマンドを入力します: Connect-AzureAD
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プロンプトに管理者資格情報を入力します。
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次のコマンドを入力します: Get-AzureADServicePrincipal -SearchString Migration
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削除するアプリのオブジェクトIDを特定し、次のコマンドを入力します: Remove-AzureADServicePrincipal -objectId <オブジェクトID>
移行元アカウントを停止する
ユーザーが誤ってログインして移行元アカウントを使用することを防ぐには、移行元OneDrive for Businessユーザー アカウントの使用を停止するか、移行元アカウントのパスワードを変更します。
ユーザーに通知する
移行が完了したら、ユーザーに通知します。 MigrationWizの「詳細オプション(Advanced Options)」で通知を送信するように設定した場合、移行が完了するとユーザーに通知メールが送信されます。ユーザーがOneDrive for Businessアカウントのアクセス設定および同期設定を行うのをサポートします。