G Suite (Gmail API)からG Suite (Gmail API)への移行ガイド

さあ始めましょう

本ガイドは、Gmail APIエンドポイントを使用して、G SuiteからG Suiteへフォルダーとドキュメント(メール、カレンダー、連絡先)を移行するための手順書です。 以下に示すツールとリソースを活用すると、移行をより簡単に行うことができます。

移行は初めてですか?

初めて移行を実行する際は、移行プロセスの詳細把握、計画、および管理について説明したガイド、移行計画と戦略を参照してください。

MigrationWiz

MigrationWizは移行ツールであり、同期ツールではありません。移行完了後に移行元のアイテムに変更が加えられた場合、その変更は移行先には反映されません。同様に、移行先で加えられた変更も、移行元には反映されません。MigrationWizには、(同期エージェントのように)「ライブ」での変更のモニタリング機能はなく、ユーザーの操作なしに競合解決などを処理することはできません。

MigrationWizは、ワークグループ全体に対し、移行プロジェクトを共有する機能をサポートしています。プロジェクト共有機能をオンにすると、非アクティブ(Inactive)なエージェント以外のすべてのエージェントに、全移行プロジェクトが表示されます。 

2要素認証あるいは多要素認証を使用しているサービスアカウントの移行は、サポートしていません。 

移行元の準備

移行元エンドポイントがG Suite (Gmail API)の場合、テナントにサービスアカウントを設定して、Google APIを有効にする必要があります。 

前提条件:

  • Google Cloud Platformのサブスクリプション
  • Google特権管理者アカウント
  • G Suiteテナントにサービスアカウントを設定する知識
  • サービスアカウントは、MigrationWizプロジェクトを作成する前に設定する必要があります。

Googleプロジェクトを作成する:

  1. Google Cloud Platform(GCP)コンソールに移動し、特権管理者としてログインします。以下の方法のいずれかを選択します:
    • Google Cloud Platformコンソールを初めて使用する場合は、利用規約に同意し、プロジェクトを作成(Create Project)」をクリックします。
    • 以前にGoogle Cloud Platformコンソールを使用したことがある場合は、画面上部の最新のプロジェクト名の横にある下へ(Down)をクリックして、プロジェクトリストを開きます。次に、新しいプロジェクト(New Project)」をクリックします。
  2. プロジェクト名を入力し、作成(Create)」をクリックします。

サービスアカウントのAPIを有効にする

  1. Google Cloud Platformコンソールで、「メニュー(Menu)(Google_Menu.png)」 > 「APIとサービス(APIs & Services)」 > 「ライブラリ(Library)」をクリックします。
  2. 下記のAPIを選択し、「有効にする(Enable)」をクリックして、有効化します。APIごとに操作を繰り返します:
    • Google Drive API
    • Google Calendar API
    • Gmail API
    • Contacts API
    • People API
    • Admin SDK

Googleのテナント内で、Gmail、カレンダー、連絡先サービスが有効になっていることを確認してください。次のガイドに従うと、ユーザーが利用できるサービスを制御することができます: Google Workspaceユーザー向けにサービスを有効または無効にする

顧客のテナントでサービスアカウントを作成する

  1. Google Cloud Platformコンソールで、「メニュー(Menu)(Google_Menu.png)」 > 「APIとサービス(APIs & Services)」 > 「資格情報(Credentials)」 > 「資格情報を作成(CREATE CREDENTIALS)」> 「サービスアカウント(Service accounts)」をクリックします。
  2. サービスアカウントを作成(Create Service Account)をクリックして、名前を入力します。
  3. 作成(Create)」をクリックします。
  4. 「役割(Role)」ドロップダウンメニューからオーナー(Owner)を選択して、新しいサービスアカウントにオーナーの役割を付与します。
  5. 続行(Continue)」をクリックします。
  6. 完了(Done)」をクリックします。
  7. 作成したサービスアカウントをクリックし、「鍵を追加(ADD KEY)」 > 「新しい鍵を作成(Create new key)」を選択します。
  8. JSON形式が選択されていることを確認し、作成(Create)」をクリックします。
    • キーは必ずJSONファイルとしてダウンロードし、ファイルの名前と場所を書き留めてください。このJSONファイルは、メールボックス移行プロジェクトで移行エンドポイントを設定する際に使用します。
    • JSONファイルのフィールドには、“type”、“private_key”、 “client_email”が含まれている必要があります。これらのフィールドは必須で、空欄になっていると、エンドポイント作成時にファイルのアップロードが成功しません。
  9. 閉じる(Close)」をクリックします。

移行のスコープを設定する

  1. Google Cloud Platformコンソールで、「メニュー(Menu)(Google_Menu.png)」 > 「APIとサービス(APIs & Services)」 > 「認証情報(Credentials)」をクリックします。
  2. 上で設定したサービスアカウントを特定します。
  3. そのサービスアカウントの「一意のID(Unique ID)」フィールドのキーの値(番号)をコピーします。この値は、後の手順でクライアントIDとして使用します。
    • 「一意のID(Unique ID)」フィールドを表示するには、ビューへの追加が必要になる場合があります。列表示オプション(Column display options)ボタン(UniqueID2.png)をクリックし、「一意のID(Unique ID)」のチェックボックスをオンにし、OK」をクリックします。
    • クライアントIDは、管理者アカウントのパスワードと同様に厳重に管理してください。

テナントでGoogle UIが更新されているかどうかに応じて、下記の2つのオプションのいずれかを実行します。

旧Googleテナント:

google.comでG Suiteの管理ページに移動します。

セキュリティ(Security)」をクリックします。

詳細設定(Advanced Settings)」をクリックします。

APIクライアントアクセスを管理(Manage API Client Access)」をクリックします。

または以下のように、Googleアカウントに最新のUIが表示されている場合New_Google_Admin_APP_Access_Control.JPG

google.comでG Suiteの管理ページに移動します。

セキュリティ(Security)」をクリックします。

APIの制御」をクリックします。

「ドメイン全体の委任(Domain-wide delegation)」の下にあるドメイン全体の委任を管理(Manage domain-wide delegation)」 をクリックします。

「ドメイン全体の委任を管理(Manage domain-wide delegation)」のページで、「新しく追加(Add new)」をクリックします。

 上記の手順を完了後:

  1. 「クライアントID(Client ID)」フィールドに、上でコピーした「一意のID(Unique ID)」を貼り付けます。
  2. スコープフィールドに、以下のすべてのスコープを貼り付けます:
    https://mail.google.com/, https://www.google.com/m8/feeds, https://www.googleapis.com/auth/contacts.readonly, https://www.googleapis.com/auth/calendar, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user, https://www.googleapis.com/auth/drive, https://sites.google.com/feeds/, https://www.googleapis.com/auth/gmail.settings.sharing, https://www.googleapis.com/auth/gmail.settings.basic, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group.readonly,https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user.readonly,https://www.googleapis.com/auth/calendar.readonly,https://www.googleapis.com/auth/gmail.readonly, https://www.googleapis.com/auth/contacts.other.readonly 
  3. 承認(Authorize)」をクリックします。

特定の「一意のID(Unique ID)」とスコープが、次のように一覧表示されます:

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移行先の準備

G Suiteでユーザーを作成する

Googleが提供するユーザー作成の詳細ガイドOptions for adding usersを参照してください。

サービスアカウント

移行先エンドポイントがG Suite (Gmail API)の場合、テナントにサービスアカウントを設定して、Google APIを有効にする必要があります。移行元とは別のサービスアカウントを移行先で新たに作成することもできますし、移行元と同じサービスアカウントを使用することもできます。

  • 移行元とは別のサービスアカウントを移行先で新たに作成する場合:MigrationWizで移行先エンドポイントを設定する前に、Set up Google API for Migrating Mailboxesの手順に従って、Google APIを設定してください。
    あるいは

  • 移行元と同じサービスアカウントを移行先でも使用する場合:移行元と同じサービスアカウントを使用する場合は、次の手順に従って、移行先のスコープを有効にしてください:

  1. Google Cloud Platform (GCP)コンソールGoogle Cloud Platform (GCP) Consoleにログインします。「メニュー(Menu)(mceclip0.png)」 > 「APIとサービス(APIs & Services)」 > 「認証情報(Credentials)」をクリックします

  2. 移行元で設定したサービスアカウントを特定します。

  3. そのサービスアカウントの「一意のID(Unique ID)」フィールドを特定します。「一意のID(Unique ID)」フィールドが表示されない場合は、サービスアカウントをクリックし、「一意のID(Unique ID)」の値をコピーします。このIDは、管理者アカウントのパスワードと同様に厳重に管理してください。

  4. G Suiteの管理ページadmin.google.comに移動し「セキュリティ(Security)」 > 「詳細設定(Advanced Settings)」 > 「APIクライアントアクセスを管理(Manage API Client Access)」をクリックします
    あるいは
    Googleアカウントに最新のUIが表示されている場合は、G Suiteの管理ページadmin.google.comに移動し「セキュリティ(Security)」 > 「APIの制御」 > 「ドメイン全体の委任(Domain-wide delegation)」の下にある「ドメイン全体の委任を管理(Manage domain-wide delegation)」をクリックします「ドメイン全体の委任を管理(Manage domain-wide delegation)」のページで、「新しく追加(Add new)」をクリックします

  5. 「クライアントID(Client ID)」フィールドに、上でコピーした「一意のID(Unique ID)」を貼り付けます。

  6. スコープのフィールドに、次のスコープを貼り付けます: https://mail.google.com/, https://www.google.com/m8/feeds, https://www.googleapis.com/auth/contacts.readonly, https://www.googleapis.com/auth/calendar, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.group, https://www.googleapis.com/auth/admin.directory.user, https://www.googleapis.com/auth/drive, https://sites.google.com/feeds/, https://www.googleapis.com/auth/gmail.settings.sharing, https://www.googleapis.com/auth/gmail.settings.basic, https://www.googleapis.com/auth/contacts

  7. 承認(Authorize)」をクリックします。

  8. 特定の「一意のID(Unique ID)」とスコープが一覧表示されます。

メールボックス移行プロジェクトを作成する

    1. MigrationWizダッシュボードで、「マイ・プロジェクトへ」をクリックします。

    2. プロジェクトを作成(Create Project)」をクリックします。

    3. メールボックスプロジェクトを作成(Create a Mailbox Project)」を選択します。 

    4. 次のステップ」をクリックします。

    5. 「プロジェクト名(Project Name)」を入力し、一覧から「顧客(Customer)」を選択します

      1. 顧客が作成されていない場合は、新たに作成します。

      2. 顧客を作成するには、「 新規(New) 」 をクリックし、「プライマリメールドメイン(Primary Email Domain)」 や「会社名」 などの必要事項を入力して、「保存(Save)」 をクリックします。

    6. 次のステップ」をクリックします。

    7. 「移行元の設定」で、「エンドポイント(Endpoint)」ドロップダウンメニューから「G Suite (Gmail API)」を選択します。エンドポイントが作成されていない場合は、「新規(New)」 をクリックし、「エンドポイント名(Endpoint Name)」 フィールドに名前を入力し、「エンドポイントタイプ(Endpoint Type)」ドロップダウンメニューから「G Suite (Gmail API)」 を選択して、エンドポイント作成ポップアップウィンドウに必要な情報を入力します。

    8. 「移行先の設定(DESTINATION SETTINGS)」で、「エンドポイント(Endpoint)」ドロップダウンメニューから「G Suite (Gmail API)」を選択します。エンドポイントが作成されていない場合は、「新規(New)をクリックし、「エンドポイント名(Endpoint Name)」 フィールドに名前を入力し、「エンドポイントタイプ(Endpoint Type)」ドロップダウンメニューから「G Suite (Gmail API)」 を選択して、エンドポイント作成ポップアップウィンドウに必要な情報を入力します。

エンドポイントを設定する

事前にエンドポイントを作成していない場合は、次の手順に従って作成してください。

  1. 「移行元の設定」タブまたは「移行先の設定(DESTINATION SETTINGS)」タブでエンドポイントを作成するには、「新規(New)」 をクリックします。

  2. 以下のフィールドに入力します。プロジェクトに保存されたエンドポイントは、「プロジェクト情報」タブで選択した顧客に、自動的に割り当てられます。

    1. エンドポイント名(Endpoint Name):任意の名前を入力してください。大文字、小文字、数字が区別されます。 

    2. 「サービスプロバイダーを検索(+ Find My Service Provider)」をクリックし、「サービスプロバイダー(Service Provider)」を選択します。
    3. エンドポイントタイプ(Endpoint Type): 「エンドポイントタイプ(Endpoint Type)」ドロップダウンメニューから「G Suite (Gmail API)」を選択します。エンドポイントタイプを選択すると、フォームが展開され、接続情報と資格情報を追加入力できるようになります。

    4. JSONファイルを使用して、Googleのサービスアカウントの資格情報を入力します:JSONファイルをアップロードして、サービスアカウントを設定します。

    5. 移行元と移行先で別々のサービスアカウントを使用する場合は、移行元と移行先のエンドポイントに対して、それぞれ正しいJSONファイルがアップロードされていることを確認してください。

    6. 移行元と移行先で同じサービスアカウントを使用する場合は、同じJSON ファイルを移行元と移行先の両方に使用することができます。

    7. 特権管理者ユーザー名(Super Administrative Username):G Suiteの有効な特権管理者アカウントのメールアドレスを入力します。

サポートオプション

本移行シナリオでは、次のオプションが最も有用です。 

    • StoreOverflowGooglePropertiesInNotes=1 
    • StoreOverflowGooglePropertiesInNotesPrefix="ここにテキストを入力してください" 
    • 保存(Save)」をクリックします。

アカウント(アイテム)を追加する

次のオプションのいずれかを使用して、移行するアカウント(アイテム)をプロジェクトに追加します:

クイック追加(Quick Add): このオプションを使用すると、アイテムを1つずつ追加することができます。移行元と移行先のメールアドレスを入力してください。

一括追加: このオプションを使用すると、スプレッドシートからコピーして貼り付けたり、CSVファイルをインポートすることにより、複数のアイテムを一度に追加することができます。移行元と移行先のドメイン名が一致しない場合があります。プロジェクトには必ず正しい情報を入力してください。ドメイン名が異なる場合は、CSVファイルで修正後、一括追加オプションを使用して、ユーザーをダッシュボードにインポートすることをお勧めします。

  1. 一括インポートを実行するプロジェクトを選択します。
  2. 新しいアイテムを追加(Add New Items)」をクリックします。
  3. 一括追加」をクリックします。
  4. ページの指示に従って、操作を行ってください。

UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスの購入と適用

MigrationWizで移行プロジェクトを実行するには、ライセンスが必要です。ライセンスの価格を確認、または購入するには、MigrationWizダッシュボードの上部にある「購入(Purchase)」ボタンをクリックします。

支払い方法: クレジットカードでのお支払いの他、条件を満たせば、電信送金も可能です。 

  • クレジットカードで購入する場合、支払い手続きは即座に行われます。支払い完了とともに、ライセンスがログインアカウントに付与されます。

  • 100以上のライセンスを購入する場合は、電信送金を利用することができます。100以上のライセンスを購入すると、決済時に電信送金を利用するオプションが表示されます。電信送金で購入する場合、購買部および銀行で必要となる、電信送金の必要情報が記された請求書が生成されます。システムにより支払いが確認されると、すぐにライセンスがログインアカウントに付与されます。 

本プロジェクトタイプでは、UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを使用することをお勧めします。 

  • UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスでは、ユーザーのメールボックス、ドキュメント、インプレースアーカイブを複数回移行することができます。

  • UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスの詳細:

    • UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスでは、1ライセンスあたりの移行可能データ量に制限はありません。

    • UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスは、移行を実行する顧客のユーザーに適用され、1年間有効です。

UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを適用する

  1. https://migrationwiz.bittitan.comでMigrationWizにサインインします。
    • サインイン後、メールフィールドの上にある「MigrationWiz」ボタンをクリックするか、MSPCompleteページにサインイン後、「すべての製品(All Products)」ボタンをクリックし、「MigrationWiz」を選択します。
  2. 左のナビゲーションウィンドウの上部で、ワークグループを選択します。顧客と移行プロジェクトを作成したワークグループを選択してください。プロジェクトがログインアカウント内に作成されていない場合は、ログインアカウントをワークグループに紐づけ、プロジェクトの共有を有効にする必要があります。 
  3. ライセンスを適用するプロジェクトをクリックします。 詳細については、ワークグループの追加と編集(Add and Edit Workgroups)およびMigrationWizにおけるプロジェクトの共有(Project Sharing in MigrationWiz)を参照してください。
  4. UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを適用するユーザーのメールアドレスの左にあるチェックボックスをオンにします。
  5. プロジェクトページの上部にある「ライセンスを適用(Apply Licenses)」ボタンまたは「移行アクション」ボタン(3本ラインのアイコン)をクリックします。
  6. UMB(ユーザー移行バンドル)ライセンスを適用(Apply User Migration Bundle Licenses)」をクリックします。

移行を実行する

本セクションでは、移行の実行方法について説明します。各見出しは1つの手順を示しており、本文で具体的な手順を説明しています。手順を順に実行してください。依存関係やベストプラクティスに関する重要な情報については、「注」を参照してください。

資格情報の検証(Verify Credentials)を実行する

  1. 検証するアイテムを含むプロジェクトを開きます。

  2. 検証するアイテムを選択します。

  3. ダッシュボードの「移行を開始」ボタンをクリックします。

  4. ドロップダウンリストから「資格情報の検証(Verify Credentials)」を選択します。

  5. 検証が完了すると、検証結果が「ステータス(Status)」セクションに表示されます。

ユーザーに通知する

移行開始を知らせる最終通知メールを送信します。通知メールには、移行の開始時期、移行にかかる時間(期間)、移行中のアカウント使用方法、移行後に必要な手順やその他の通知事項を記載します。

前段階移行(Pre-Stage Migration)サイクル

  1. ユーザーを選択します。

  2. 上部の「移行を開始」ボタンをクリックし、「前段階移行(Pre-Stage Migration)」を選択します。

  3. 「移行のスケジューリング」セクションのドロップダウンリストから、「90日前(90 Days Ago)」を選択します。

  4. 移行を開始」をクリックします。 

MXレコードカットオーバー

DNSプロバイダーのポータルで、移行先のG SuiteテナントのDNS設定を反映するように、プライマリMXレコードを変更します。

完全(差分)移行(Full (Delta) Migration)サイクル

  1. ユーザーを選択します。

  2. 上部の「移行を開始」ボタンをクリックします。

  3. 完全移行(Full Migration)」を選択します。

  4. 移行するアイテムに応じて、連絡先(Contacts)、カレンダー(Calendars)、メール(Mail)のチェックボックスを選択/選択解除します。

  5. 移行を開始」をクリックします。
    データの大部分が前段階移行(Pre-Stage Migration)で移行されているため、この移行サイクルはすぐに完了します。

エラーの再試行(Retry Errors)を実行する

ログに記録される各エラーは、移行されなかったアイテムを表します。MigrationWizには、移行に失敗したアイテムを再移行する「エラーの再試行(Retry Errors)」モードが実装されています。「エラーの再試行(Retry Errors)」モードは、何回でも無料で使用することができます。メールボックス移行で「エラーの再試行(Retry Errors)」モード使用するには、次の条件をすべて満たす必要があります:

  1. 直前回の移行が正常に完了した。

  2. メールボックスに1つ以上のエラーが含まれている。

メールボックスが上記の条件を満たさない場合は、「エラーの再試行(Retry Errors)」モードで移行を実行しようとすると、警告が表示され、移行を実行することはできません。

1つまたは複数のメールボックスを「エラーの再試行(Retry Errors)」モードで移行するには、次の手順を実行します:

  1. マイ・プロジェクトへ」ボタンをクリックします。

  2. 再試行するメールボックスが含まれているプロジェクトを選択します。

  3. 移行エラーがあるメールボックスを選択します。

  4. 移行を開始」ボタンをクリックします。

  5. メニューから「エラーの再試行(Retry Errors)」を選択します。

  6. エラーを再試行する」ボタンをクリックします。

エラーは、修復されるとエラーログから消去されます。移行元アイテムが(フィルターなどにより)再処理されなかった場合や、削除または移動された場合、あるいはアイテムが再び移行に失敗した場合は、エラーが消去されない可能性があります。

移行後の操作

MigrationWizダッシュボードの「棒グラフアイコン」をクリックすると、プロジェクトのすべての移行統計情報を含むメールを受信することができます。

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