フォルダーフィルターリング

MigrationWiz では、正規表現(RegEx)の構文を使用して、フォルダーの除外と包含を行うことができます。

フォルダーをフィルター処理することによって、移行するアイテムのインデックス作成にかかる時間を短縮することができます。  MigrationWizでは、まず移行元のすべてのフォルダー名にインデックスを付け、次にフォルダーに任意のフィルターを適用します。  フォルダー内のアイテムにインデックスが付くため、フィルター処理を行うことで、移行対象に含めるすべてのフォルダーを識別するのに必要なインデックス作成の時間を短縮することができます。

フォルダーの正規化:

MigrationWizでは、まずフォルダー名を正規化してから、指定された正規表現を適用して、フォルダーをスキップするかどうかを判断します:

  • 大文字と小文字の区別 - フォルダー名は、大文字と小文字を区別せずに比較されます。
  • フォルダーパスの区切り文字 - メッセージングシステムに関係なく、すべてのフォルダーパスはスラッシュ(/)で区切られ、除外のための比較が行われます。(例:Inbox/SubFolder)
  • 先頭の区切り文字 - フォルダーを参照する際、先頭の区切り文字は入力しません。「/Inbox/SubFolder」ではなく、「Inbox/SubFolder」と指定します。
  • 末尾の区切り文字 - フォルダーを参照する際、末尾の区切り文字は入力しません。「Inbox/SubFolder/」ではなく、「Inbox/SubFolder」と指定します。
フォルダー名がローカライズされている場合は (例:「Inbox」はオランダ語で「Postvak In」)、ローカライズされた名前を使用します。 
フォルダーのフィルターは、移行先またはインポート側ではなく、移行元またはエクスポート側に設定します。したがって、移行元と移行先の形式が異なる場合、フィルターは移行元の形式を反映することが重要です。これは、ドキュメント移行プロジェクト(例:GoogleドライブからOneDrive for Businessへの移行など)では一般的です。詳細については、次の表のフィルター構文の例「^(?!My Drive/Some/Folder/Path)」を参照してください。
^」は、「文字列の先頭にマッチする」ことを示します。文字列の先頭にマッチするすべてのフォルダーをフィルター処理します。
^(?!abc)」は、否定 先読み を示します。「^(?!」に続く文字列にマッチするフォルダーのみを移行します。
フォルダーパスは、末尾に「)」を付けてください。

 

​フィルター構文 ​説明
^Inbox/ 受信トレイの配下のサブフォルダーは移行しません。
(^Inbox$|^Inbox/) 受信トレイまたは受信トレイのサブフォルダーは移行しません。
(^Folder1$|^Folder2$|^Folder3/) フォルダー1、フォルダー2、およびフォルダー3のサブフォルダーは移行しません。フォルダー1とフォルダー2のサブフォルダーは移行されますので、注意してください。
^(?!Inbox$) 受信トレイのみを移行します。他のすべてのフォルダーが、フィルター処理されます。
^(?!Inbox) 受信トレイと配下のサブフォルダーのみを移行します。他のすべてのフォルダーが、フィルター処理されます。​
​^(?!Foo/ABC) 「Foo/ABC」で始まるフォルダーのみを移行します。
​^Foo/ABC ​ 「Foo/ABC」で始まるフォルダーをスキップします。
​^(?!.*Marketing)  パスに「Marketing」が含まれるフォルダーのみを移行します。
​^Deleted Items/Frequent Contacts  ​このフォルダーフィルターは、「削除済みアイテム(Deleted Items)」フォルダーの配下にある 「頻繁な連絡先(Frequent Contacts)」 という名前のフォルダーをフィルター処理し、移行対象から除外します。
​^(?!Inbox/Foo|Inbox/Bar)     ​この包含フィルターは、受信トレイの「Foo」フォルダーと受信トレイの「Bar」フォルダーのみが移行されることを意味します。 注: 括弧は必須です!
​^(?!INBOX/james1|INBOX/james2|INBOX/samantha|INBOX/john)​ ​受信トレイの「james1」、受信トレイの「james2」、受信トレイの「samantha」、受信トレイの「john」以外のすべてのフォルダーをフィルター処理します。 したがって、これらの4つのフォルダーのみが移行されます。
​^(?!My Drive/Some/Folder/Path) ​Googleドライブ内のMy Drive/Some/Folder/Pathにマッチするサブツリーのみをエクスポートします。 注: フィルターは、常に移行元に設定されます。移行先がOneDrive for Businessの場合、移行先にマッチするデフォルトのディレクトリパスは「Documents/Some/Folder/Path」ですが、これは移行元ではなく移行先のパスであるため、フィルターには反映されません。

 

プロジェクトのフォルダーフィルターの設定:

  1. MigrationWizアカウントにサインインします
  2. プロジェクトの一覧が表示されない場合は、「マイ・プロジェクトへ」をクリックします。
  3. 一覧から、該当するプロジェクト名をクリックします。 「プロジェクトの編集(Edit Project)」ボタンをクリックします。
  4. 詳細オプション(Advanced Options)」ボタンをクリックします。
  5. 「フィルタリング」で、フィルターを指定します。
  6. 保存(Save)」をクリックします。

注:  正規表現をテストするための便利なユーティリティは、こちらです:http://regexhero.net/

 

特殊文字のエスケープ

例:FolderMapping="^Floor 5-A5-8-T4-\(AV\+TC\)->Calendar" これは、「Floor 5-A5-8-T4-(AV+TC)」フォルダーを「カレンダー」フォルダーにマップすることを意味します。「->」の左側の部分は正規表現であるため、特殊文字をエスケープする必要があります。上記の例では、特殊文字は、特殊文字の前のバックスラッシュ(\)でエスケープされます。
 
エスケープする必要がある一般的な特殊文字と、それぞれの役割を次に示します:
  • 「^」は、文字列の先頭にマッチします。
  • 「$」は、文字列の末尾にマッチします。
  • 「{}」は、範囲の量指定子として使用されます。
  • 「()」は、文字をグループ化するために使用されます。
  • 「[]」は、1文字にマッチする文字クラスを作成するために使用されます。
  • 「.」は、改行以外の任意の文字にマッチします。
  • 「*」は、0回以上の繰り返しにマッチする量指定子です。
  • 「?」は、0回または1回の繰り返しにマッチする量指定子です。
  • 「|」は、 一連の選択肢を区切ります。
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